年老いた人間の仕事の仕方てどうすべきなのか?

今年で66歳になる私は、傍から見ると明らかに高齢者ですね。仕事を続ける以上、弊害を最小限に抑える必要があります。興味深いことに、高齢者には弊害が強調されがちですが、他の年代ではそうではないようです。

この間、あるスーパーで興味深い光景に遭遇しました。
75歳前後の男性がセルフレジを使っていました。手間取りながら商品をスキャンしていると、近くの店員さんが「レジ袋は有料ですので、お取りになってスキャンしてください」と声をかけました。お客様はレジ袋のサイズに迷っているようでしたが、店員さんはすぐに「その量ですと、このサイズでないといけませんよ」とアドバイスしました。
するとお客様は「うるさい、自分でやるから放っておいてくれ」と一言。店員の表情は不満げで、周囲の客も不快そうでした。
明らかに、このお客様の態度が悪く、わがままな高齢者という印象が定着しました。

この光景を見て、私は気づきました。社員の目には、私もこのお客様と同じように映っているのでしょう。
そう、高齢者に対する一般的なイメージパターンがあり、それを受け入れなければ「嫌な高齢者」と見なされます。
しかし、高齢者の中には「まだ若い」と自認している人もいます。人は見た目で判断され、それに基づいて対応されます。

これから上手に生きていくためには、「典型的な高齢者」を演じつつ適応することが重要だと思います。これは職場でも家庭でも同様です。
高齢者はしばしば「わがまま」「不潔」「判断力不足」「記憶力低下」と見なされがちです。
そのため、「素直さ」「清潔さ」「他人の意見を聞いたふうにして」「必ずメモを取る」を心がけることが大切です。
高速道路での逆走やブレーキの踏み間違いなど、多くが高齢者によるものというイメージがあります。そのため、静かにおとなしく家で過ごすことが期待されがちです。このような社会の雰囲気と戦うことは難しいです。
弱気な年寄りを上手に演じつつ、「自分らしさ」を保ちながら仕事をすることの賢明さについて考えさせられました。

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