栗きんとんに見る固定概念

この写真は岐阜県中津川の「栗きんとん」です。中津川駅前でも購入できます。中津川は栗で有名ですが、この栗きんとんを見るたびに思うのは、おせち料理に入っている栗きんとんと明らかに違います。

このように人は常に普通はこうだと必ず言います。普通とは何か?これは仕事でも同じです。特に人に対してそうなりがちです。世の中では多様化の話がよくTVで政治家や評論家が声大きく言います。

男か女かや人種以前に日本人の多くは、こうあるべきだとの思い込みが強い国民だと感じます。この思い込みが個性を生かし生き生き生きる活力を奪っているような気がしてなりません。

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当社労働組合加入の上部団体の労使懇談会に参加して

当社は創業86年になります。その歴史もあることから長らく労働組合が従業員の労働条件改善のために日々活動しています。

その労働組合の上部団体での傘下労働組合の合同労使懇談会に昨日参加してまいりました。
30年以上前に以前の会社で組合活動をしていた経験もあり、現在は組合活動はどのようになっているのか興味もあり見分も含め出席致しました。

参加しての感想
1.本来の労働組合の原点を忘れているように感じる。
  本来労働組合の存在意義は「雇用」と「賃金」です。
  それにも関わらず、この35年日本の賃金はほとんど増えていない。それは企業経営者と 
  政府の経済政策の無能と断言している。
  だとしたら、労働組合はこの30年何をしていたのかです。自分たちの責任には言及しま    
  せん。
2.ほとんど政治支援団体の体
  今、総選挙もあり自分たちの支援政治家への支援要求ばかり。
  私が組合活動してた時にも政治支援はありましたが、組合活動のいの一番は「賃金」でし
  た。
3.賃上げ財源の確保を経営者も労働組合に相談をしてくれれば協力するとの発言が多数。
  いつから労働組合は会社経営の能力を身に着けたのでしょう。初めて聞きました。
  そのような能力があるのであれば、労働組合が会社を経営すればいいのではと考えます。
4.労働組合が地域や弱者支援の為に、組合員から寄付を募りNPO活動を行っている。
  話としては誰も悪いこととは言いにくい話ですが、30年間賃金が上がらず、更に非正規
  社員が増えたと言っている労働組合が今やることなのか?

 全体を見ると現在の労働組合は仕組みそのものが疲弊・老朽化した体に思えるのは私だけな
 なんでしょうか。政治だけでなく今が生まれ変わるチャンスなので頑張ってもらいたいです
 。

 労働組合も政治家も似たような活動スタイルになってきているように思えます。
 日本社会に活力が生まれず閉塞感が蔓延しているのは、このように既存の仕組みに固執して
 それにこだわる人達が原因に思えてなりません。それは企業でもそうなのかもしれません。

 賃金を上げる方法は簡単です。労働者自身がより高い賃金の会社に転職すればいいだけです
 。自分の会社から従業員が居なくなって困るのは経営者です。そうなれば経営者は何として
 も従業員確保の為に賃金を上げざるおえません。
 更に賃金だけでなく「より魅力的な会社」を作らないと人が集まらなくなります。
 これだけ人材採用が厳しい現在において最大のチャンスです。
 当社も早く魅力的な会社に成長させたいです。

 当社がこれから生き残るためには優秀な社員確保が必須です。ちなみに当社の優秀の定義は「やる気です。」「自らモチベーションを高められる」そのような社員が沢山必要です。
おかげさまで現在の当社の社員は皆やる気のある人たちです。なのでそれに賛同してくれる
仲間を募集しています。

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経済同友会の新浪代表幹事の発言を受けて

先週、サントリーの社長でもある経済同友会の新浪幹事長が
「時給1500円払えない経営者は失格」との発言がネット上で話題になっています。

恐らく一部の中小企業経営者の除いて、多くの経営者は可能な限り従業員に多くの給与を払いたいと思います。しかしながらそれができない経営者を「失格者」で片を付けるのはいと優しです。
確かに労働者の流動性を上げることで、給与の高に企業に流れ、そしてその企業はより成長し更に高い給与を支払うことが可能になるのでしょう。

この話一見「なるほど」に感じるのですが、大事なことが一つ欠けています。社長の能力だけでは企業は運営できません。そこに働く従業員の力が欠かせません、それを「経営能力」で片付ける発想のほうが貧弱発想かもしれません。

日本の中小企業が成長できない会社が多いのは、その多くの会社が「大企業」の組織や仕組みを真似して運営しようとしているのかもしれません。
数十名の会社に部長、課長、部門を持ち運営することが本当に収益を上げる企業になれるのでしょうか?この組織論は沢山の書籍も出ており、何千人の会社の社員も20名の足らずの会社社員も読みます。

海外で長らく勤務していた友人がよく私にこのように言います。「日本人はまじめで優秀です。なのにこの閉塞感はなんなんでしょう?」日本の管理職と話していると何に取りつかれているのかべき論が多く発想の自由度が全く無いように感じるそうです。

15年ほど前に上海に行ったときに「なんてうるさい町なんだ。中国人てなんて道徳感がないだと思いました。でも町の活力を感じました。」そして東京に戻った時になんて静かな町なんだと思ったことを思い出します。

今の日本の中小企業に必要なのは「活力」ではないでしょうか?この活力を生み出す原動力を手に入れることが全てに解決策に通じるように思うのは私だけでしょうか?

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頑張れNTTドコモ

先日、英国のモバイルネットワークの調査会社が日本の携帯電話会社4社を90日間調査した結果が発表されました。

1,ネットワークの接続性、ライブ配信・動画・ゲーム中中断せず一定の品質を維持し、タスクを完了させる能力を測る「信頼性エクスペリエンス」で
  1位 KDDI     939ポイント
  2位 ドコモ     927ポイント
  3位 ソフトバンク 923ポイント
  4位 楽天モバイル 906ポイント
2.ダウンロード速度の指標
  1位 KDDI     48.2Mbps
  2位 ドコモ     48.2Mbps
  3位 ソフトバンク  43.3Mbps
4位 楽天モバイル 43.3Mbps
3.アップロード速度の指標
  1位 楽天モバイル  17.2Mbps
  2位 ソフトバンク  8.6Mbps
  3位 KDDI      8.5Mbps
  4位 ドコモ     7.0Mbps
 などの情報が発信されています。

現在NTTドコモは全社挙げて通信品質向上に取り組んでいると聞きます。直ぐに結果が出るわけではありませんが、近い将来必ず1位になることを私達は期待し応援しています。
お手伝いをすること全社あげて協力したい思います。
「頑張れNTTドコモ」ネットワーク構築従事者の皆さん頑張って下さい。

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企業の事業継続には常に自己破壊が必要なのかもしれない

10月11日日経新聞一面に掲載されたNTTドコモが通信機器の調達を国内ベンダーから海外ベンダーに切り替える内容。

これをネット上では「ガラパゴスネットワーク」から「グローバルスタンダードネットワーク」の切り替えと結論つけられています。
日本の通信の主導していたNTTそして携帯電話ではNTTドコモは一時代を築いたことはまぎれもない事実です。
考えてみれば、音声通話からISDNへの通信規格を変化させ成長してきました。それに反し中国などはいきなり光通信・携帯電話網を国内に構築していきます。つまり全くしがらみがないのです。それはNTT対KDDIやソフトバンクにもいえることです。明らかに展開スピードは後からの参入企業のほうが早いです。

そう考えると常に成功を続けるためには、常に成功モデルを自ら壊し、新たなモデルを構築しなければなりません。

それを当社に置き換えてみれば「公衆電話ボックス」という成功モデル。NTTグループとの良好な関係は企業としては間違っていませんが、
それと同時にその事業モデルに背をむけるマインドが必要だということです。
恐らくそれを社内で実行すると、社内の反対はすさまじいものになるかもしれません。それを当事者に期待すること自体問題があるかもしれません。なぜなら既存事業に携わる人々は皆が正しいことをしていると信じているからです。

このように成功事業モデルを持つ企業において「正しい」という思考回路での行動は企業継続実現には意味を持たないのかもしれません。

現在当社は大きく事業モデル転換を図ろうとしています。自分自身「正しい」「まじめに働く」というテスト成績のいい優等生だけでは会社は変わらないことをNTTドコモの現状から想像できます。多くの日本企業が抱えた課題でもあります。

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NTT東日本「ギガらく5Gセレクト」スタート

キャリアグレードの本格的な5Gスタンドアローン機能と
事前手続きから設計・構築・運用までのトータルITO(ITアウトソーシング)をワンパッケージにし、手頃な料金で提供するマネージド型のローカル5Gサービスです。

これはNTT東日本が10月18日から提供スタートした「ローカル5G」サービスです。

現在当社では工場設備の見直しを検討しいます。
見直しのキーワードは「製造部門自動化」「CO2排出ゼロ化」「在庫管理の自動化」「受発注作業の自動化」です。
それらの設備をシステム的な機能で効率的に機能させるためにネットワーク化が重要だとは認識しています。
また数カ月前にシステム攻撃を受けるなどの被害があった当社としては「ローカル5G」を活用した閉ざされたネットワークシステムが必要と考えています。
今回の設備の見直しに「ギガらく5Gセレクト」も検討に入れるべきでしょう。

NTTさんへ製品を供給している当社ならばこそ活用する必要がありそうです。

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仕事の肝は引き算です。

今朝、がっちりマンデーというTV番組を見ていたら「本体もホースも袋もない布団乾燥機」が紹介されていました。この製品開発はすべて「引き算」から進めたそうです。

amazonで一番売れている布団乾燥機です。ドライヤーぐらいの大きさです。布団簡素機は場所を取り、結果押しれに入ったままになるのが欠点です。

そういえばPCもスマホもそれ以外の電気製品から「取り扱い説明書」が無くなりました。Webで見るといいますが、現実は誰も見ません。携帯電話やPCの初めはものすごい分厚い説明書が付いていました。それが今はなく、それでいて何の問題もありません。

そう考えると、長く仕事をしていて社員の仕事の仕方を見ていると、どうしても過去の経験値からそれを必ず行おうとします。なので新たな仕事をお願いすると「現状でも大変なのにそれ以上は無理です。」との回答が多いです。

こう考えるとやはり「自分の仕事の仕方を見直し、仕事を捨てることで」新たな仕事に取組む時間・頭のCPU領域の未使用部分を作る必要がありそうです。
当社のような規模の製造業が同業者との競争に打ち勝ち、成長し続けるには、よりこの「引き算」が重要なんでしょう。

そういえば、新型コロナウイルス感染症の影響もあると思いますが、当社に採用した「勤怠管理システム」「経理清算管理システム」共に、誰一人システム会社の社員は来ていません。
恐らく数年前までなら当たり前だと思っていました、対面営業がありません。

営業の仕方、会議の仕方、社内コミュニケーションの仕方、同僚への指導の仕方、報告の仕方考えれば、ありとあらゆる仕事の仕方を「引き算」で根底から見直すことは可能なのかもしれません。

ただしこれを阻害するものは「人間の心」
当社のこれからの成長にこの問題を早急に取組む必要性の高さをTV番組から感じた朝でした。

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やはり足手まとい

バカでした。ケガをしてしまいました。痛いですが大丈夫でしょう。こういう時だけ年寄りのふりはできません。皆さん十分訓練して仕事はしましょう。この大きさではバンドエイドは無理ですね。
仕事は最新の注意を払って、少なくとも社員の皆は私のようなならないように皆気をつけて仕事をしてくれています。

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架台について説明します。

本日頑張っている溶接部隊が手掛ける架台の溶接作業がこの写真です。

この架台は何に使用するのか?
NTTグループさんの古いビル(2重床でない)にサーバーを搭載したラックを導入するのに直接コンクリートの床にサーバーラックを設置しないためにこの架台が開発されました。
サイズは3種類あります。今回の架台は800㎜サイズです。この架台実際に高額ラックを搭載して耐震テストを行った優れものです。耐震テストにはテスト用に製造したサーバーラック(実施後は残念ながら廃棄いたしまた。)と耐震テスト費用(あまりの高額に言えません)

この架台構造は単純そうですが、意外に製造は難しいのです。
特にこの溶接部分、更に溶接後サンダーをかけます。その後塗装し商品となります。
溶接後サンダーをかけ、細かいところはやすり掛けをします。1台のサンダーをかける時間は約30分です。一人10台/日が困難です。
最後の写真は午前中の成果です。

中々人目に触れる製品ではありませんが大事に使ってほしいです。

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社員評価に関して

当社は社員評価を年2回実施しています。
4月と10月です。個人面談を実施評価を付けそれが賞与や昇給の基準になります。
長村製作所に入社した6年前に古株の社員から賞与を払うなら「社員全員一律」にしてほしいとの要望を受けたことを思い出します。理由は評価制度もなく上長が勝手に決めていて正しい評価がされていないからとの理由でした。
そのこともあり評価制度(今だ満足いくものではないですが)を作りスタートいたしました。

そんな話を国内携帯電話アンテナメーカーの役員と昨日話していましたら、興味深い話があり、お互い時代を反映しているんじゃないのかと考えさせる内容でした。

話は先方の会社も上期の評価が終わり、人事部長から説明を受けたところで、特にその役員は管理職クラスの評価をチェックするんだそうです。基本的には見るだけで評価を触ることはないそうです。前置きが長くなりましたが
最近の管理職は部下の評価に関しては論理的に行う傾向があるので意外にも厳しいそうです。しかしながら自分の評価になると至って自己中心的なんだそうです。例えば自分の部下の評価が悪い点に関してどうなのか人事部長が確認すると、言うことは決まっていて「自分は適切指導をした、OOさんがダメなのは資質の問題でる。これ以上は無理です。なのでこの点を評価されるのは非常に不適切だと言うそうです。」
それが以外にもここ10年程度この傾向が続いて多くの部署で起きているそうです。

これを聞いて思うのは管理職における部下へ比重が非常に少なくなっているのかもしれません。つまり部下を怒ることもない、必要以上に関与しない。それはハラスメントを含め、割が合わないのでしょう。つまり損得なのです。

これから当社での上期の評価結果が出てきますが、完ぺきな評価制度はできないにしても、この評価制度が賞与や昇給を決めるためのツールだけにならず、より社員のレベルアップやモチベーションアップに役立てられる制度に改良できればいいのにと考えさせられる昨日でした。

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