企業の事業継続には常に自己破壊が必要なのかもしれない

10月11日日経新聞一面に掲載されたNTTドコモが通信機器の調達を国内ベンダーから海外ベンダーに切り替える内容。

これをネット上では「ガラパゴスネットワーク」から「グローバルスタンダードネットワーク」の切り替えと結論つけられています。
日本の通信の主導していたNTTそして携帯電話ではNTTドコモは一時代を築いたことはまぎれもない事実です。
考えてみれば、音声通話からISDNへの通信規格を変化させ成長してきました。それに反し中国などはいきなり光通信・携帯電話網を国内に構築していきます。つまり全くしがらみがないのです。それはNTT対KDDIやソフトバンクにもいえることです。明らかに展開スピードは後からの参入企業のほうが早いです。

そう考えると常に成功を続けるためには、常に成功モデルを自ら壊し、新たなモデルを構築しなければなりません。

それを当社に置き換えてみれば「公衆電話ボックス」という成功モデル。NTTグループとの良好な関係は企業としては間違っていませんが、
それと同時にその事業モデルに背をむけるマインドが必要だということです。
恐らくそれを社内で実行すると、社内の反対はすさまじいものになるかもしれません。それを当事者に期待すること自体問題があるかもしれません。なぜなら既存事業に携わる人々は皆が正しいことをしていると信じているからです。

このように成功事業モデルを持つ企業において「正しい」という思考回路での行動は企業継続実現には意味を持たないのかもしれません。

現在当社は大きく事業モデル転換を図ろうとしています。自分自身「正しい」「まじめに働く」というテスト成績のいい優等生だけでは会社は変わらないことをNTTドコモの現状から想像できます。多くの日本企業が抱えた課題でもあります。

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