先週、サントリーの社長でもある経済同友会の新浪幹事長が
「時給1500円払えない経営者は失格」との発言がネット上で話題になっています。
恐らく一部の中小企業経営者の除いて、多くの経営者は可能な限り従業員に多くの給与を払いたいと思います。しかしながらそれができない経営者を「失格者」で片を付けるのはいと優しです。
確かに労働者の流動性を上げることで、給与の高に企業に流れ、そしてその企業はより成長し更に高い給与を支払うことが可能になるのでしょう。
この話一見「なるほど」に感じるのですが、大事なことが一つ欠けています。社長の能力だけでは企業は運営できません。そこに働く従業員の力が欠かせません、それを「経営能力」で片付ける発想のほうが貧弱発想かもしれません。
日本の中小企業が成長できない会社が多いのは、その多くの会社が「大企業」の組織や仕組みを真似して運営しようとしているのかもしれません。
数十名の会社に部長、課長、部門を持ち運営することが本当に収益を上げる企業になれるのでしょうか?この組織論は沢山の書籍も出ており、何千人の会社の社員も20名の足らずの会社社員も読みます。
海外で長らく勤務していた友人がよく私にこのように言います。「日本人はまじめで優秀です。なのにこの閉塞感はなんなんでしょう?」日本の管理職と話していると何に取りつかれているのかべき論が多く発想の自由度が全く無いように感じるそうです。
15年ほど前に上海に行ったときに「なんてうるさい町なんだ。中国人てなんて道徳感がないだと思いました。でも町の活力を感じました。」そして東京に戻った時になんて静かな町なんだと思ったことを思い出します。
今の日本の中小企業に必要なのは「活力」ではないでしょうか?この活力を生み出す原動力を手に入れることが全てに解決策に通じるように思うのは私だけでしょうか?
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