マーケティングの本はビジネス本の中でも人気のある分野で、大学教授などが書いている学問的な本の他にも、タレントやインフルエンサーが出版しているような本まで、さまざまに出版されています。
僕が大きく分けてマーケティング本を分類すると、
- 抽象度の高い理論が書かれた本(フィリップコトラーの本などが有名)
- マーケティングの成功事例などを紹介し、そこから考え方などを学ぶための本
- 具体的に何をすべきか(アクション)が書かれた本
この3パターンに分かれるのですが、Webマーケティング分野ではある程度やるべきことがすでに決まっているので、3つ目の具体性の高い本を数冊読んでしまうのが手っ取り早く学ぶ方法としては良いと思います。
Webマーケティングとは、一言でいえば「Web上でより多くの商品を販売する方法」のことですので、その目的を最短で達成するためにおすすめの本を紹介します。
Webマーケティングの正解 ~ほんの少しのコストで成功をつかむルールとテクニック
Webマーケティングを一冊である程度体系的に学べる本としておすすめなのはこちらです。
Webマーケティングの最適解というのは、時間の経過とともに少しずつ変わってしまう(特にGoogleなどのアルゴリズム変更やマーケティングツールのアップデートによる)ため、情報の新しさという観点も大切ですが、この本は2020年に出版された本で、Webマーケティングに必要な要素がきちんと詰め込まれています。
第一章でWebマーケティングの基本的な知識について、第二章で自社を選んでもらうためのストーリーの組み立て方、第三章以降で具体的な広告出稿やSEOなどの方法について、といった形で初心者にも優しい構成になっているので、まず一冊読んでみたいという方には特にオススメの本です。
中小企業の社長さんや新人のマーケティング担当者で、自社の商品をインターネット上で販売したいが何をしたらいいかわからない、という方もぜひ読んでみてください。新しい販路を開拓するための第一歩になるのではないかと思います。
沈黙のWebマーケティング ─Webマーケッター ボーンの逆襲─ アップデート・エディション
こちらはアニメっぽいキャラクターの会話形式からマーケティングが学べるので、活字が苦手な方でも読みやすいと思われる一冊です。
網羅性という意味では上であげた「Webマーケティングの正解」のほうが高いですが、こちらの本ではキャラクターが悪いマーケティングを正して良いマーケティングを学んでいくという形になっているので、悪いマーケティングと良いマーケティングを対比して理解できることが特徴になっています。
とくに、Webページのカッコよさを重視するあまり、消費者が本当に欲しい情報についてはあまり書かれていないページになっていたり、本末転倒なことが起こるというのもこの業界あるあるで耳が痛いWebデザイナーの方も多いのではないでしょうか。
とにかく読みやすい本ですぐに読み終わるので、マーケティングを実践する前に一度読んでおくだけでもWebページを間違った方向にディレクションしてしまうことを避けれるのではないかと思います。
とりあえず、今回は初心者におすすめな2冊ということでご紹介しました。
本当は、マーケティングをより深くするための学問的な理論書などもお薦めしたい本はありますので、またの機会にご紹介しようと思います。
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