仕事とは理屈(計画)と感の兼ね合いなのかもしれません

このブログは社員も閲覧していると考えられるため、あえてこの題で話を進めたいと思います。
以下の写真は、毎月月初に行われる「全体朝礼」の様子です。
私がこの会社の社長に就任してから5年半が経ちました。業績を改善するために様々な計画を策定し、それを社員全員が理解するために、この全体朝礼を継続しています。

しかし、計画通りに事が進むことはなかなかありません。正直なところ、この計画に従って行動してもらえれば、業績は改善され、約束した賞与を社員に支給できるのにと悩んでいます。
多くの企業が直面する問題かもしれません。各社員は自分の仕事に自信を持っており(それが正しいと信じています)、会社の計画とは異なるアプローチで一生懸命働いています。

残念ながら、会社の業績は向上していません。計画という数字(理屈)だけでは仕事はうまくいかず、感覚(感)だけでもうまくいかないようです。松下幸之助氏も同様のことを言っていました。計画に沿いつつ、自分の感覚を活かして進められれば良いのですが。

写真に写っているのは「とんき駒込」という、目黒に本店を構えるとんかつ店です。メニューは「ロース」「ひれ」「串カツ」の3種類のみで、常に17席のカウンターは満席状態です。ここのとんかつは、揚げ方が店主の「感」によるものかもしれませんが、それ以外のすべては計算され尽くされています。待っている人への対応、事前注文の確認、食事中のサービスなど、全てが計算された動きで、無駄がありません。それでいて機械的ではなく、温かみがあります。私たちの仕事とは正反対かもしれませんが、この店舗運営には明らかに計画性が感じられます。ぜひ一度、訪れてみてください。

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