H3ロケット6号機打ち上げ成功に思うこと

H3ロケット6号機の打ち上げ成功、本当におめでとうございます。
ニュースとしては「成功」の一言で語られますが、その裏側にある苦労を想像すると、これは決して当たり前のことではありません。
ロケット開発は、極限の精度が求められる世界です。
数十メートルの機体に膨大な部品が組み込まれ、わずかなミスや不具合があれば、打ち上げは失敗に終わります。
しかも、一度打ち上げてしまえばやり直しはできません。
さらに、これまでのH3も含めて、日本のロケット開発は決して順風満帆ではありませんでした。
試験や打ち上げでの失敗があり、その都度、技術者たちは原因を一つ一つ突き止め、改善を積み重ねてきました。
つまり今回の成功とは、単なる一度の成功ではなく、
「失敗と改善を繰り返してきた積み重ねの成果」なのだと思います。
これは、ものづくりに携わる私たちにとっても非常に大きな示唆があります。
挑戦すれば失敗は必ず起きる。
しかし、その失敗から逃げずに積み上げていけば、やがて確かな結果に繋がる。
ロケットの打ち上げは、一瞬の出来事です。
しかしその一瞬のために、何年もの時間と努力が費やされています。
今回の成功は、日本の技術力の高さを示すと同時に、
「諦めずに積み上げることの大切さ」を改めて教えてくれた出来事ではないでしょうか。
私たちの仕事も同じです。

長村製作所も一つひとつの積み重ねを大切にし、変化を恐れず、挑戦を続けていきたいと思います。
改めて、H3ロケット6号機の打ち上げ成功に敬意を表します。

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ベニクラゲ

ベニクラゲというクラゲが、いま世界中の研究者の注目を集めています。
通常のクラゲは繁殖を終えると寿命を迎えますが、ベニクラゲは一度成熟したあと、再び幼い状態である「ポリプ」に戻ることができます。

この若返りの過程では、「分化転換」と呼ばれる現象が起き、細胞が別の役割へと作り変わります。

本来、生物は
受精卵 → プラヌラ幼生 → ポリプ → 幼クラゲ → 成熟クラゲ
という一方向の成長をたどりますが、ベニクラゲはここから再びポリプに戻るという、いわば“やり直し”が可能なのです。

さらに2022年にはゲノム解読が進み、若返りに関係する遺伝子の候補も見つかりました。
この研究が進めば、将来的に「老い」そのものの仕組みが解明される可能性もあります。


こうした話を聞くと「人類の不老不死」というテーマに思いが広がりますが、私自身は必ずしもそこに強い関心があるわけではありません。

それよりも、私が考えたいのは「会社や社会のあり方」です。

一般的に、組織は成長し、やがて成熟し、そして衰退していきます。
しかし、もしベニクラゲのように、成熟した後でも構造的に生まれ変わる仕組みを持てたとしたらどうでしょうか。

社会環境がどう変わっても、社員が働き続け、家族を養い続けるためには、会社そのものが存続し続けることが重要です。

そのためには、単に現状を守るのではなく、
自ら過去のやり方を壊し、変化し続けることが必要なのかもしれません。


ふと、日本の重電メーカーを思い浮かべると、東芝や日立、三菱電機の中で、三菱電機は比較的安定した収益を維持している企業の一つです。

外から見ると順調に見える事業であっても、将来を見据えて早めに見切りをつけ、新しい分野へと移行していく。
日立製作所のような大きなV字回復とは違いますが、着実に変化し続けている点は非常に優れていると感じます。

ただしその裏側では、既存事業に関わってきた社員や取引先の苦労もあったはずです。

それでもなお、組織として変化を選び続けられること。
それこそが企業としての本当の価値なのではないでしょうか。


私たちの会社も、ベニクラゲのように、
「必要なときに自らを作り変えられる組織」になりたい。

そのためには、変化を恐れず、今の延長線にとどまらない覚悟が求められているのだと思います。

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