最近は103万円の壁の話がTVや新聞やネットニュースで話題になっていますが、この手の話はで面白いのは、必ず得意げに提案の問題点を指摘る人たちの多いこと。
このような人達により多くの提案や意見は潰され、結果何も変わらない時が続きます。
政治家や官僚や経済団体やマスコミなど現状の仕組みで得をしてる人達は、現状を変えることはありません。なぜなら今が一番良いからです。
益々、国は衰退し国民の活力は減衰していくでしょう。
これは企業においても同じです。
最初、若手の社員は仕事に対しての興味や意欲があるので色々な提案をしてきます。それをベテラン社員はことごとく論破していきます。
そのうち若手社員も仕事に対する意欲が減衰し、提案もしなければ興味も失います。
そうなるとベテラン社員はこう言います
最近の若手は自分の頭で考えないで受身の人間が多いねとか、Z世代はダメだねとか。
このように若手を煽ります。つまり獲物が欲しいのです。駆逐して、論破して、現状を維持したいのです。
政治家も社員も同じで、現状を維持することで得する人と得しない人の戦いです。
今回の103万円の壁を本来の国の未来を考える視点に立つと、実に単純な戦略答えが出ます。国全体の富を増やすことで、これは人類が延々と続けてきたことです。国民の所得を最大化し、税収を増やし、富のアンバランスを税収で修正する。つまり少ない富を国と国民で奪い合ったところで豊かにはなれません。
企業も同じです。社員は頭と知恵と汗をかき付加価値を最大化し、その富を分配し、そしてその富の一部を未来に投資をし、更に富の最大化をすることです。
そのためには若手社員の意欲を削がないことです。その担い手を若手にすることです。ここが大事なのです。
日本では優秀な学生は体制派に入りたがります(大企業・役所・マスコミ)。なぜなら得だからです。でもその徳はすこぶる少ない得です。
アメリカの優秀な学生は体制派には入りません。自ら起業します。なぜなら自分の力のほうが体制派に入るより沢山の富が得られるからです。
日本社会全体が小さな人間になり下がったのかもしれません。そのほうが安全だから。
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