安全はコストなのか?

我が街の西武線にもホームドアが設置されました。ホームドアを初めて見てから20年以上が経過しますが、安全確保とはコストと背中合わせて感じます。タブーかもしれませんが、安全のコスト試算の中には人間の命も計算されます。

そういえばいまから45年ほど前に、北陸自動車道建設に当たり、石川県庁の開発白書作成の仕事をしたことを思い出します。

その白書では、既存道路の渋滞によるガソリンの使用量とか時間などのコストともに、既存道路の自動車事故による死亡者のコスト計算がされました。ちなみにその時の人間一人の金額は保険会社の死亡保険金額から割り出しました。

ちなみに西武鉄道の鉄道事業での年間設備投資費用は年間約250億円、その内安全に関する設備投資金額は170億円です。約68%です。

このように安全とはすこぶるお金がかかるものです。

そして安全とは何なのか?ここでよく考えないととんでもない費用負担に日本人は押し潰され、少なくとも私のように考える人間は排除されるでしょう。

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