喫煙所を設置するには、条件を満たす必要があります。喫煙所の設置条件は屋内と屋外で異なるため、必要な情報を把握しておくことが大切です。

今回は、屋外喫煙所を設置する条件について解説します。屋外喫煙所を設置するか検討中の方や、設置基準の詳細を把握しておきたい方にはとくにおすすめです。

本記事内では、屋外喫煙所を設置するメリットとデメリットも紹介します。喫煙所を屋内または屋外のどちらに設置すべきか悩まれている方も、ご覧ください。

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屋外喫煙所を設置する際の条件とは

屋外喫煙所を設置する際の条件

  • 区画されていること
  • 特定屋外喫煙場所としての標識が掲示されていること
  • 施設利用者が立ち入らない場所に設置されていること(受動喫煙を生じさせない)

屋外喫煙所を設置する際、重要な3つの条件が存在します。屋外喫煙所を設置する場合はまず、喫煙所とそうではないスペースを明確に区画することが必要です。パーテーションを使ったり専用の建物を建てたりなど、喫煙所と非喫煙場所との区切りを明確に定めます。

屋外喫煙所を設置するには、施設の見やすい位置に標識を掲示するのが必要です。特定屋外喫煙所であることを示す標識を示すマークやポスターなどを貼るのが、一般的でしょう。

屋外喫煙所を設置する際には、喫煙者以外の施設利用者が立ち入らない場所に設置するのが前提です。喫煙者以外の施設利用者が立ち入らない場所が確保できない場合は、屋外喫煙所を設置することはできません。屋外喫煙所を設置する際には、余裕のあるスペースの確保が重要です。

ただし、施設利用者が立ち入らない場所への設置に関しては具体的な距離は明記されていません。周囲の施設との距離も十分配慮しながら、慎重に決定する必要があります。

因みに、屋内喫煙所の設置条件は屋外よりも厳しく設定されているのが現状です。

屋内喫煙所を設置する際の条件

  • 出入り口の喫煙所の外から内に流入する気流が毎秒0.2m以上であること
  • 煙が施設内に流出しないように、壁や天井で区画されていること
  • 煙が施設外に排気されていること

屋内喫煙所を設置する場合、気流や施設作りなどへの条件が厳しく設定されています。屋外の方が、比較的設置しやすいといえるでしょう。

屋外喫煙所を設置するメリット

屋外喫煙所には、開放型と閉鎖型の2種類があります。今回は、屋外喫煙所の種類別にそれぞれのsメリットをまとめました。

屋外喫煙所(開放型)を設置するメリット

  • 設備コストを抑えられる
  • ランニングコストを抑えられる

開放型屋外喫煙所を設置すると、2つのメリットを得られます。開放型屋外喫煙所とは、簡単な仕切りなどで場所が区切られた喫煙所です。

開放型屋外喫煙所では、大掛かりな施設を作る必要がありません。空気清浄機や換気扇、建物の取付などが不要なので、設備コストを大幅に下げられます。喫煙所を設置する上で予算面が気になる方や、なるべく費用を抑えた屋外喫煙所を制作したい方にはおすすめです。

機器を設置しないことで、ランニングコストを下げられるのもメリットの1つです。ランニングコストは、施設を使用し続ける限り常にかかり続けるもの。なるべく費用面を抑えたいなら、ランニングコストのかからない開放型屋外喫煙所を選ぶのも良いでしょう。

また、簡単な仕切りだけで制作されるため空間が限られていません。利用人数に対し柔軟な対応ができるのも、開放型のメリットです。

屋外喫煙所(閉鎖型)を設置するメリット

  • 煙が外に逃げるのを防げる

閉鎖型屋外喫煙所を設置すると、空間が限られているため、タバコの煙が直接外に流出する恐れを防げます。換気性能の優れた設備を設けた喫煙所なら、空気をすぐに入れ替えてくれるので室内に煙が充満することもありません。

屋外喫煙所を設置するデメリット

屋外喫煙所(開放型)を設置するデメリット

  • 煙が外に漏れると受動喫煙の恐れがある
  • 天候によって利用できない場合がある

開放型屋外喫煙所には、2つのデメリットがあります。開放型屋外喫煙所では、タバコの煙が外に漏れると受動喫煙をさせる恐れがあります。出入り口が設置された閉鎖型と比較すると、簡単な区切り程度の開放型の方がリスクがあるといえるでしょう。

開放型屋外喫煙所では、天候に左右される事もあります。屋根が設置されていないため、天気が悪い日には利用できないかもしれません。

屋外喫煙所(閉鎖型)を設置するデメリット

  • 設備コストがかかる
  • ランニングがかかる

閉鎖型屋外喫煙所を設置するのには、2つのデメリットが存在します。閉鎖型屋外喫煙所では、完全な閉鎖空間を作る必要があるのです。そのため、開放型屋外喫煙所よりも設備コストがかかります。

空気清浄機や換気扇などを導入するため、ランニングコストも発生します。費用をなるべく抑えたい方や、ランニングコストがかからない作りを目指す方にはあまりおすすめできません。

屋外喫煙所を設置する際の注意点

屋外喫煙所を設置する際の注意点

  • 周囲に配慮する
  • 建物の近くには設置しない

開放型・閉鎖型ともに屋外喫煙所を設置するときには、2つの注意点を押さえておくことが重要です。屋外喫煙所を設置する際には、周囲への配慮が大切になります。

人通りの少ない場所や建物からの距離のある場所に設置したり、煙が非喫煙者の方に流れていないかを確認したりなど周囲への配慮が肝心です。屋外喫煙所の設置場所を間違えると、タバコの煙によるトラブルやクレームを招く恐れがあります。

コロナ禍における屋外喫煙所を設置する際の注意点

  • 3密を避けての利用を心がける
  • 消毒液の設置や所内の清掃を徹底する
  • 少人数用喫煙所を設置する

コロナ禍では、いつウイルスに感染するか分かりません。屋外喫煙所を設置する際には、感染リスクを抑えた取り組みも重要です。あらかじめパーテーションを設置したり利用人数を制限したりなど、3密(密集/密接/密閉)を避けた利用を心がけましょう。

こちらの記事では、コロナ禍における喫煙所の感染リスクと対処法を詳しく紹介しています。
安心してタバコを楽しむためにも正しい対策が必要です。
ぜひ参考にしてみてください。

喫煙所は感染リスクが高い?コロナ禍における対処法とは

屋外喫煙所を設置する際には、消毒液の設置や定期的な清掃を取り入れるのも良いです。消毒液を設置すると、手指を清潔にした状態で利用できます。

定期的な清掃を行えば、常にクリーンな状態を維持できるのも魅力です。清掃記録を残して利用者の目に見えるようにしておけば、安心して利用してもらえるでしょう。

1人用の少人数用喫煙所を制作する会社もあります。喫煙所内での集団感染や濃厚接触者になるリスクを最小限に抑えられます。

今回のまとめ

屋外喫煙所を設置するには、3つの設置条件をクリアする必要があります。屋外喫煙所の設置条件に詳しいメーカーと一緒に、適切な設置場所と建物制作を進めることが大切です。

屋外喫煙所には、2種類が存在します。簡単な仕切りが設定された開放型と完全に空間が仕切られた閉鎖型の2種類です。それぞれのメリットとデメリットを踏まえた上で、どちらを選択するのが望ましいのかを十分検討しましょう。

屋外喫煙所では、3つの条件以外にも周囲への配慮が重要です。非喫煙者の暮らしに影響がなく、互いにストレスのない状態で過ごせる場所に設置することが大切です。

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