住んでいる地域にある道の駅に喫煙所を設置したいけれど、喫煙所の設置は可能?とお悩みではありませんか。屋内だけでなく屋外も設置基準が設けられているため、どこに設置する場合でも基準に従って場所を決めなければなりません。

ここでは、道の駅に喫煙所を設置できるのかについて解説します。設置条件や設置することでのメリット、デメリットもお教えしますので、ここを参考に喫煙所を作りましょう。

道の駅に喫煙所の設置は可能?

道の駅に休憩スペースのひとつである喫煙所を設置することは可能です。道の駅は休憩・情報発信・地域の連携といった機能を備えている場所であり、様々な人が訪れます。トイレや座るスペースはもちろん、レストランを設置しているところもあるため、世代を問わず休めます。

道の駅に立ち寄る人の中には喫煙者もいて、喫煙者はタバコを吸って休憩を取ります。そのため、喫煙者もゆったりくつろげる喫煙所を設置することがおすすめです。

喫煙所がない、または灰皿がないと場所を問わずタバコを吸ってしまう人も出てきます。他の利用者に迷惑になるだけでなく、吸い殻のポイ捨てといったトラブルも起きる恐れもあるため注意が必要です。喫煙者もゆったりくつろげる場所を作っておきましょう。

設置できる条件

道の駅だけでなく、どこかに喫煙所を設置する場合は設置基準を確認しなければなりません。屋内は以下の3つが基準として定められています。

屋内の喫煙所設置基準

  • 喫煙所に設定する場所の空気が外に排出されている
  • 喫煙所で発生する煙が室外に出ないよう区画されている
  • 室外から喫煙所の出入り口を通過して入る空気の気流が0.2m毎秒以上である

屋内に喫煙所を作る場合は、建物内の中で喫煙所をしっかり分けておく必要があります。喫煙室から廊下などに煙が出てしまうと、他の人が副流煙の被害に遭います。体に悪影響となるため、建物を利用する人からクレームが出るかもしれません。

喫煙室内に煙を閉じ込める必要があるものの、室内に充満すると利用する人に多大な悪影響を与えます。そのため、室内の煙が外に逃げるよう排気の設備も整えておきましょう。気流に関しては測定する必要があるため、専用の測定器を使って基準を満たしているか確認して置いてください。

屋外も屋内同様基準が設けられており、以下を満たす必要があります。

屋外の喫煙所設置基準

  • 喫煙所がきちんと区画されている
  • 施設利用者が立ち入ることのないエリアに設置されているか
  • 喫煙所であることを看板などで明確に表示している

屋外に設置する場合は、道の駅を利用する人が立ち入ることのないエリアに設置しなければなりません。例えば、お土産を売っているお店の横にトイレがある場合は、施設利用者はどちらも足を運ぶ可能性があります。

お店とトイレの間に喫煙所を作ると、施設利用者が喫煙所の近くを通らなければならないため、不快な思いをする人も出てきます。喫煙所を作る際はお店やトイレから少し離れた場所を選びましょう。喫煙者のみが立ち寄るエリアであれば、他の利用者から苦情が出ることもありません。

喫煙所付近には、タバコを吸えるスペースであるとすぐにわかる看板を置いておきましょう。看板を置いておけば非喫煙者が立ち寄ることもありません。子供でもわかるような表記であれば受動喫煙を避けられます。

喫煙ブース【SMOX】について詳細はこちら。

道の駅に喫煙所を設置するメリット・デメリット

道の駅に喫煙場所を設置すると、どのような効果が得られるの?と気になっている方も多いでしょう。喫煙者にとっても、非喫煙者にとっても大きなメリットがあるため、幅広い世代が利用する道の駅には欠かせない設備だといえます。

ここでは、道の駅に喫煙所を設置することでのメリット・デメリットについて解説します。

メリット

道の駅に喫煙所を設置することでのメリットは以下の3つです。

喫煙所設置のメリット

  • 受動喫煙のリスクを減らせる
  • 喫煙者が快適に休憩できる
  • 喫煙場所以外での喫煙を避けられる

喫煙所を設置すれば非喫煙者の受動喫煙リスクを避けられるため、双方にとって大きなメリットとなります。喫煙場所以外での喫煙もなくなりますので、道の駅を利用する人がタバコの被害を受けることもありません。

タバコを吸える場所が限られている喫煙者にとっても、タバコを吸えるスペースがあるのは大きなメリットです。喫煙所内であればゆったり休憩できるため、非喫煙者に気兼ねなく休めるでしょう。

デメリット

喫煙所設置によって起こりうるデメリットは以下の2つです。

喫煙所設置のデメリット

  • 設置時に費用がかかる
  • 設置基準を満たす場所を慎重に選ばなければならない

屋外に置く場合は設置式のスペースを、屋内に置く場合は喫煙室仕様に部屋を変えなければなりません。屋外の場合は購入費用やレンタル費用が、屋内の場合は工事費用がかかるため、初期投資が大きくなると思っておきましょう。

屋内は室外と区画されていることが条件なので、施設利用者が受動喫煙のリスクにさらされることはありません。しかし、屋外に設置する場合はスペースの場所を慎重に検討する必要があります。

適当に決めてしまうと非喫煙者が立ち入る恐れがあるため、受動喫煙のリスクが高まります。施設利用者からクレームがくる恐れもありますので、利用者が足を運ぶルートを考慮した上で場所を決めてください。

道の駅に喫煙所を設置する際の注意点

道の駅に喫煙所を設置する際は、幅広い世代が利用する施設であることを念頭に置いて設置場所を考えなければなりません。利用者の中には非喫煙者も多く、子供や高齢者も含まれます。受動喫煙は健康に害を与える恐れがありますので、喫煙者の煙が利用者に向かないようにする必要があるのです。

そのため、喫煙所は利用者が施設利用時に足を運ぶ可能性の低いところに置きましょう。トイレやお店といった施設から離しておけば、受動喫煙のリスクを抑えられます。

敷地が狭く、どうしてもトイレやお店の近くになってしまう場合は囲いを置いてください。煙が周辺にもれないよう配慮すれば、利用者からの苦情もないでしょう。

では、受動喫煙をなくすためには、ほかにどのような対策を行うべきでしょうか?
別記事で「受動喫煙がもたらす病気の可能性となくしていく方法」について詳しく解説しています。併せてぜひご覧ください。

まとめ

道の駅の喫煙所設置について解説しましたが、いかがだったでしょうか。道の駅には非喫煙者もいれば喫煙者もいるため、喫煙者がゆっくり休めるよう喫煙スペースを設けておきましょう。ただし、ただ灰皿を置くだけでは非喫煙者に迷惑がかかる恐れがあるため、囲いなどを設けることも大切です。

囲いのある喫煙スペース、または喫煙ブースを設置するなら長村製作所にご相談ください。
長村製作所では厚労省の技術的基準をクリアした、屋内外に設置可能な喫煙ブースをご用意しております。

分煙対策に興味があればSMOXはいかがでしょうか?
最短2週間で屋内外に設置でき、煙が漏れず1人用の喫煙ブースの場合15秒あればブース内の空気を入れ替えられます。

喫煙ブース【SMOX】について詳細はこちら。