新型コロナウイルスの感染拡大にともない、いろんなところでさまざまな感染対策が行われています。
それはもちろん喫煙所も例外ではありません。
実際に職場の喫煙所でクラスターが起きた実例も存在します。
現在喫煙所の設置を検討している会社役員の方向けに、職場の喫煙所におけるコロナ対策について紹介していきます。

喫煙所の感染率はどれくらい?

喫煙所の感染率に関して明確な数字は出ていません。
しかし、国立がん研究センターが行ったアンケートの中に”喫煙所は、新型コロナウイルスの感染が拡大しやすい場所だと思いますか?”といった質問がありました。
それに対し、59.4%の方が「感染が拡大しやすい場所だと思う」と答えています。

実際に職場の喫煙所でクラスターが起きた実例がある

新型コロナの感染拡大が確認された頃から、マスクを外すうえに密室である喫煙所からの感染拡大の可能性が指摘されていました。
実際に政府は専門家とともにクラスターが発生した事例を詳しく分析し、喫煙所から感染が広がった可能性が確認されました。

喫煙所でコロナ感染が起こりやすい理由

喫煙所でコロナ感染が広がりやすい理由としては多く考えられますが、とくに危険とされるのは以下の3つの理由です。

  1. 換気がされにくいため密閉になりやすい
  2. 狭い空間のため密接になる
  3. 人が多く集まるため密集になる

このように、喫煙所はコロナ感染対策として徹底するようにいわれている3密(密閉・密接・密集)のすべての条件を揃えている場所になります。
とくに、2020年4月1日に全面施行された健康増進法によって分煙化がはっきりと行われたので、喫煙者は今まで以上に喫煙所に集まり、よりコロナ感染が起こりやすい状況です。
また、3密の状態でたばこを吸うためにはどうしてもマスクを外すため、より感染拡大に繋がってしまいます。

職場の喫煙所におけるコロナ対策

それではコロナの感染拡大の可能性が高いとされている職場の喫煙所などでは、どのようなコロナ対策を行うと良いのでしょうか?

  1. 喫煙所を閉鎖する
  2. 喫煙所内の人数を制限する
  3. 消毒を徹底する
  4. 換気機能の高い喫煙所を設置する

いろいろなコロナ対策がある中で、今回は上記の4つに関して紹介します。

喫煙所を閉鎖する

コロナが収束するまでの期間、3密になりやすい喫煙所を閉鎖するのは最も簡単であり、喫煙所のコロナ感染の観点に置いて最も効果的です。
しかし、喫煙者の喫煙スペースを奪ってしまうため喫煙者からの不満が出る、本来喫煙スペースではない場所での喫煙をする方が増えるといった可能性があります。
そうなると受動喫煙やポイ捨てなどの別の問題が発生するかもしれないので、安易に喫煙所を閉鎖するのは避けるようにしましょう。

喫煙所内の人数を制限する

喫煙所内の人数を制限するこの方法は現在、多くの喫煙所で適用されています。
密集や密接をできるだけ避けられます。
人数制限だけではなく、会話を控えるなどの張り紙を行うとより効果的です。
また、完全に喫煙所を閉鎖するわけではないので、受動喫煙やポイ捨てといった”喫煙所を閉鎖する”で紹介した別の問題は起こりにくくなるでしょう。

消毒を徹底する

喫煙所を利用する方が触れる可能性のある場所、ドアの取手や灰皿などの消毒を徹底する方法です。
消毒の徹底も感染予防に効果的とされています。
また、多くの方がものに触れる機会や消毒する場所を減らすために、喫煙所内の備品をできるだけ減らすといった対応も有効です。
ただ、消毒を喫煙者に行って貰う場合、どの程度消毒をするのか、本当に消毒をするのかは自己責任です。
清掃を行う職員に依頼する場合、しっかり消毒が行われるでしょう。
しかし、細かな消毒を行うのは清掃職人の負担になる可能性があるのでどのように行うのかは検討が必要でしょう。

換気機能の高い喫煙所を設置する

喫煙所の中には、室外に煙を排出せずに喫煙所内を換気できるものがあります。
換気機能が高い喫煙所を設置すると、喫煙所内の新型コロナウイルスを直ちに外に排出でき、密室を回避できます。
換気機能の高い喫煙所を設置したうえで、喫煙所内の人数制限を行ったり消毒を徹底したりするとより高い感染予防ができるでしょう。

職場にある喫煙所のコロナ対策は喫煙者も考えて

職場などになる喫煙所は3密になりやすく、新型コロナウイルスの感染拡大に繋がりやすいとされています。
しかし、一律に喫煙所閉鎖を行ってしまうと喫煙所以外での喫煙が行われる可能性が上がり、受動喫煙やポイ捨てなどの別の問題が起こるかもしれません。
喫煙者の方も考えながら有効なコロナ対策を行っていきましょう。

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