目指す会社の在り方

昨日は、夏の賞与の支給日でした。
当社では、各部門長による評価をもとに賞与額を決定しています。支給された金額を見て、素直に喜んだ人もいれば、「なぜ自分はこの金額なのだろう」「なぜあの人より少ないのだろう」と、複雑な思いを抱いた人もいることでしょう。
賞与は、仕事に対する評価の一つです。しかし、その受け止め方は人それぞれです。子どもの学費に充てる人、家族のために使う人、美味しいものを食べて日頃の疲れを癒やす人もいると思います。それぞれにとって、有意義な使い方をしてもらえればと思います。


会社には、さまざまな役割があります
会社は、社員一人ひとりが生活の糧を得る場所です。同時に、仕事を通じて社会と関わり、自分の力を発揮し、成長していく場所でもあります。
しかし、そこで働く社員の心の中には、さまざまな悩みや葛藤があるはずです。
「この会社はこれからも大丈夫だろうか」
「もっと待遇が良くならないだろうか」
「なぜ自分には、この仕事しか任せてもらえないのだろう」
「上司は、一部の人だけをひいきしているのではないか」
「職場の人たちとうまく打ち解けられない」
「自分は、この会社に受け入れられているのだろうか」
人が集まって働く以上、こうした不安や人間関係の悩みを完全になくすことは難しいのかもしれません。
だからこそ会社には、社員にただ我慢を求めるのではなく、一人ひとりの声に耳を傾け、仕事の進め方や職場環境、評価の仕組みを少しずつ良くしていく責任があります。評価する側も、好き嫌いや目立ち方だけに左右されず、本人の努力、工夫、成果、周囲への貢献をできる限り公平に見なければなりません。


会社という「大きな木」
会社は、よく一本の大きな木にたとえられます。
深く根を張り、丈夫な幹を育て、枝を広げ、毎年実を結ぶ。その木があることで、そこで働く人とその家族の生活が支えられ、お客様や地域社会にも価値を届けることができます。
しかし、木は放っておくだけでは育ちません。
水や肥料を与え、土を整え、ときには枝を剪定し、病気や傷みに早く気づく必要があります。会社も同じです。売上や利益だけでなく、人を育て、設備を整え、働き方を改善し、問題があれば正面から向き合うことが欠かせません。
経営者や管理職だけが木を育てるのでも、社員だけが一方的に支えるのでもありません。それぞれが自分の立場で責任を果たし、力を持ち寄ることで、会社という木は健康に育っていきます。


評価だけを仕事の目的にしない(評価の奴隷にならない)
仕事をしていれば、評価や賞与が気になるのは当然です。より良い評価や待遇を望むことは、決して悪いことではありません。また、評価に疑問があるなら、感情だけで終わらせず、上司と話し合い、何が求められているのかを確認することも大切です。
一方で、上司に評価されることだけが仕事の目的になってしまうと、自分自身が苦しくなります。周囲からどう見られるかばかりを気にして、本来大切にすべき仕事の品質、お客様への責任、仲間との協力、自らの成長が後回しになってしまうからです。
評価は大切ですが、評価がその人のすべてを決めるものではありません。
誰かに見られているから取り組むのではなく、自分の仕事に責任と誇りを持つこと。今より少しでも良い方法を考えること。困っている仲間がいれば力を貸すこと。お客様に喜んでもらえる製品をつくること。こうした日々の積み重ねが、会社を強くし、結果として一人ひとりの成長や待遇の向上にもつながっていきます。


私が皆んなと目指したい長村製作所
私が目指したいのは、評価に不満を持つことを許さない会社でも、会社のためだけに個人が我慢する会社でもありません。
社員が悩みや疑問を率直に伝えられ、会社もそれを受け止め、改善すべきことは改善する。そして社員一人ひとりも、会社を「誰かが何とかしてくれる場所」と考えるのではなく、自分たちでより良くしていく場所として大切にする。そのような関係を築いていきたいと思います。
人間関係で悩んでいる人も、仕事がうまくいかず苦しんでいる人も、上司との関係に迷っている人もいるでしょう。そうした思いを抱えながらも、お互いを認め、支え合い、それぞれの立場でできることを少しずつ積み重ねていく。
会社という大きな木を、経営者も管理職も社員も、みんなで育てていく。
そして、その木がさらに深く根を張り、丈夫な幹を育て、より多くの実を結び、その成果を社員や家族、お客様、地域社会へ還元していく。
そのような人たちの集まりが、長村製作所の目指す在り方であってほしいと思っています。.

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