9月5日、遂に通信盤架共同組合のメンバーと建設業のDXを進めているEARTH BRAIN社を訪問し、小野寺社長(コマツ出身)、河内副社長(NTTドコモ出身)はじめとする多くの社員の皆様にEARTH BRAIN社の設立の意義から現状を説明頂きました。
建設業も従事者が大幅に減少する中、人手不足を補う為にもDX化が避けては通れません。
写真に写っている白いロボットのようなものは、実際に遠隔で建設現場の重機を操作できるものです。これにより暑く、埃まみれの現場に行かなくてもこのEARTH BRAIN社(六本木)で作業ができるそうです。
この会社はコマツ、NTT、ソニー、野村総研の4社が出資した会社です。重機はコマツ、遠隔で行う通信ネットワークはNTT、建設現場の映像はドローンを飛ばし3Dデータ化した映像(ソニー)により建設現場が3D映像で設計されます。
ドイツのアウトバーン8Kmの建設現場の測量には10日ほどかかり、作業工程表作成には3ヶ月かかるそうです。しかしながらドローンを飛ばし、地形を3D化し作業工程表を作成するのに1週間程度だそうです。
最もDX化が困難と思われる建設業のDXに取り組む彼らの挑戦を見聞きし、当社などの製造業ががDX化に躊躇している私は非常に情けなく思いました。
人手不足、新卒採用活動をしても中々人員が確保できない、中小企業だからしょうがないなど、言い訳ばかり私達。
現在、事務処理は急速にAI化が進みます。製造現場も無いものを憂いるのではなく、果敢にDX化に挑戦します。そして大企業に負けない企業に生まれ変わり社員に「安心」と「誇り」と「挑戦する勇気」を持ってもらいます。
EARTH BRAIN社を訪問して思うのは、明らかに大転換期の時が来たと感じました。
機会がありましたらまた新たな企業を訪問して、皆様に紹介したいと思います。
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