受動喫煙の防止や非喫煙者の増加にあわせて、企業でも喫煙所や喫煙スペースの設置・区分けが行われています。分煙対策にはさまざまな方法がありますが、非喫煙者と喫煙者が同じ場所で働くオフィスでは、臭いや煙が広がらないように予防を徹底しなければなりません。

本記事では、企業が行う分煙対策の方法と喫煙ブース設置による喫煙者・非喫煙者のメリット・デメリットを紹介します。

企業の分煙対策

企業ができる代表的な分煙対策として、「喫煙ブースの設置」「時間による分煙」「エリアごとに区切る分煙」の3点が挙げられます。ここでは、それぞれの対策方法の特徴について解説していきます。

喫煙ブースの設置

喫煙ブースは、喫煙のために設ける区画のことです。喫煙を楽しみたい人と喫煙を行わない人の双方に配慮ができる対策であり、社内環境の維持や美化にも役立つことから、多くの企業や法人が導入しています。喫煙ブースにはガラスパネルなどで区切ったパーテーションタイプの空間が多くみられ、一人用から10人以上が入れる大規模なものまで、使用環境や利用者の人数に合わせて豊富なサイズ・デザインから選べます。喫煙ブースを設置することで喫煙者が喫煙場所に困る心配がなくなるため、外に出て喫煙を行った結果、通りすがりの人が受動喫煙になってしまうリスクを予防できます。
社内の一室を丸ごと喫煙ブースにしている場合もありますが、部屋全体を使った喫煙場所はブースではなく喫煙室として扱われることが多いようです。

時間による分煙

喫煙室や喫煙ブースを時間ごとに区切り、分煙を進めて受動喫煙のリスクを抑える方法は「時間分煙」とも呼ばれています。
喫煙者と非喫煙者が同じ職場にいる場合、どうしても受動喫煙やたばこの臭いによる香害のリスクが生じます。双方が快適かつストレスなく過ごすためには、どちらかが我慢しなければなりません。
しかし、時間による分煙で喫煙時間を制限すれば一日中たばこの臭いに悩まされる心配がなく、喫煙者は時間になるまで仕事などに集中し、喫煙ができる時間になれば気持ちを切り替えて息抜きができます。
ただし時間による分煙は喫煙者が多数いる職場環境では難しくなる場合があるため、喫煙ブースを複数設置したり、ブース内での時間制限を設けたりして、環境に応じた工夫をしなければなりません。

エリアによる分煙

喫煙ブースの設置がコスト面や環境面において難しい場合、空間を「喫煙用」と「禁煙用」のエリアごとに区切る分煙方法が検討できます。この手法は「空間分煙」とも呼ばれています。
空間分煙は喫煙する場所を決めておき、それ以外をすべて禁煙とします。レストランなどの飲食店ではこの空間分煙が広く採用されていますが、広い空間をみんなで共有するオフィスなどの環境でも空間分煙を採用することが可能です。
空間分煙の一種として、オフィスの一室を丸ごと喫煙室にしてしまう方法もあります。スペースに余裕がある場合に限られますが、一部屋を喫煙所として整えるだけでも空間分煙に効果的です。

喫煙ブース設置によるメリット

分煙の代表的な方法を紹介しましたが、ここでは場所を問わず設置できる「喫煙ブース」のメリットについて詳しく紹介します。喫煙者・非喫煙者のそれぞれから見たメリットを確認していきましょう。

喫煙者のメリット

喫煙者にとって、喫煙ブースは非喫煙者に迷惑をかけずに喫煙が楽しめる場所となります。ブースの大きさにもよりますが、一人が十分に喫煙できるスペースが設けられているため快適であり、イスや灰皿など必要なものが揃っているため、満足度の高い喫煙時間を過ごすことができます。
非常階段や建物の外などの屋外で喫煙する場合、近くを通る人や煙を吸い込んでしまう人の迷惑に配慮しなければなりませんが、ブースの中には換気扇や空気清浄機が整備されており、周囲の目もほとんど気になりません。
脱煙機能が搭載されている喫煙ブースなら、たばこに含まれる有害物質や臭いを効率的にカットするため、ブースから出てくる際にも臭いや煙が外に漏れ出しにくく、喫煙中はもちろん入退室の際にも安心です。

非喫煙者のメリット

喫煙ブースは、非喫煙者にとっても分煙の観点から大きなメリットとなります。たばこ特有の臭いや煙に直接悩まされる心配がなく、たばこによって気が散ったり喫煙者に対してストレスを感じたりといったリスクも減らせます。
オフィス内の一角を仕切るだけの空間分煙では煙が禁煙エリアに流れていってしまう可能性があり、それによって非喫煙者が迷惑を被るおそれがありますが、喫煙ブースであれば完全に密閉された空間になるため、煙や臭いが出てくる心配がありません。
喫煙者は必ず喫煙するときはブースに行くので、外などでうっかり喫煙中に出くわしてしまい、煙たい思いをすることもなく安心です。

喫煙ブース設置によるデメリット

次に、喫煙ブースの設置によるデメリットをみていきましょう。

喫煙者のデメリット

喫煙ブースは、場所によっては人数制限や時間制限が設けられていることがあります。特に近年では新型コロナウイルス感染症対策のために、密にならないよう一人または複数名での利用が推奨されています。喫煙所がいっぱいになっていたら、空きが出るまで入れず外で待っているか、時間や人数の制限がとけるまで別の喫煙可能な場所を探さなければなりません。

非喫煙者のデメリット

非喫煙者にとって分煙はなくてはならないものですが、喫煙ブース内の換気扇や換気口から出てきた煙が屋外などに排出され、その結果受動喫煙になってしまうおそれがあります。
脱煙機能が搭載されていない喫煙ブースでは、煙などが排煙される際に周囲に受動喫煙をさせてしまうリスクがあります。せっかく喫煙ブースが設置されていても、結果として受動喫煙になってしまう場合は非喫煙者にとってはデメリットになってしまうでしょう。

職場における喫煙ルール

本記事では企業が分煙対策する方法と喫煙ブースを設置するメリット・デメリットについてご紹介しましたが、職場で喫煙ルールを作る際は、どんなルールにすれば喫煙者・非喫煙者が納得するのでしょうか?
別記事の「職場における喫煙ルールについて紹介」にてご紹介しております。ぜひご覧ください。

安心・安全の喫煙ブースで分煙対策

喫煙者・非喫煙者の双方が納得できる環境を整えるには、喫煙エリアをしっかりと区切って煙や臭いが漏れ出さないようにする必要があります。エリアを区切るだけでは対策が不十分になる場合もあるため、最新の脱煙機能を搭載した喫煙ブースの設置がおすすめです。
省スペース・コストカットを可能にした一人用喫煙ボックス「SMOX」は、風速36m/秒でも耐えられる堅牢性と厚生労働省の技術的水準をクリアした設計で、屋内外への設置が可能。わずか15秒でブース内の空気をすべて入れ替える脱煙機能も搭載されています。
室内に置くスペースがない、建物内部は完全に禁煙としたい場合にも対応できます。ぜひこの機会にご検討ください。