教習所では、教室のある建物と技能教習を行うコースがあり、建物脇や駐車場付近に灰皿が置かれているケースは多い事例です。ただ、灰皿だけでは分煙が不十分になりやすく、受動喫煙をしたくない人にまで煙を吸わせてしまう可能性があります。

教習所内でも、喫煙者と禁煙者の両方が快適に過ごせるような喫煙所の設置に悩まれているのではないでしょうか。

今回は、教習所に喫煙所を設置するにはどうしたらいいのか迷っている方に向けて、教習所に喫煙所を設置できるのかについて解説します。設置条件や、喫煙所があるメリットとデメリットについても触れていきます。

教習所に喫煙所を設置は可能?

教習所には、喫煙所を設置することが可能です。2018年7月に改正された健康増進法や受動喫煙防止対策によって、「屋内全面禁煙」「敷地内原則禁煙」と義務付けられています。そのため、禁煙エリアが増え、喫煙者は肩身の狭い思いをしてきたのではないでしょうか。

教習所には、20歳未満の教習生から高齢者までが行き交うため、受動喫煙をさせない環境づくりが必要です。喫煙者も禁煙者もお互いが心地よく過ごすために、「特定野外喫煙場所」を設置すれば喫煙可能にできます。

ただ、喫煙所を設置するためには、厚生労働省が決めている基準や条件を満たしている必要があります。ここからは、教習所に喫煙所を設置する条件とは何なのか解説するので、チェックしていきましょう。

こちらの記事では、屋外喫煙所を設置する際の条件など、必要な情報を詳しくご紹介しています。屋外喫煙所を設置するか検討中の方は、ぜひご覧ください。

屋外喫煙所を設置するときの注意点|設置基準・条件とは?

設置できる条件

教習所に喫煙所を設置するなら、屋内と屋外のどちらを検討しているでしょうか。屋内と屋外によって条件や基準は変わるので、どちらなら条件を満たせそうかチェックしましょう。屋内の条件と屋外の条件をそれぞれ解説します。

▽屋内の設置条件

  • 喫煙所内の空気が外に排出されること
  • 喫煙所に入る際の空気の流れが毎秒0.2m以上が発生する排気風量であること
  • 煙が喫煙所から外へ流れないように仕切られていること

喫煙所内から排気をする際は、そのまま排気せずにフィルターで有害物質や臭いを濾せると近隣の方や外で技能教習を受けている方が不快な思いをせずに済みます。屋内の喫煙所は、天候や気温に左右されにくく、喫煙者にとって居心地よく過ごせる場所になります。

▽屋外の設置条件

  • 喫煙所が区画されているか
  • 看板で喫煙所であることがはっきり分かるか
  • 喫煙所内が外から確認できるようになっているか
  • 教習所の利用者(禁煙者)が立ち入る必要のないエリアにあるか

これらを満たしていれば、助成金を得られる可能性があります。喫煙所の販売業者に条件や基準を確認してもらいましょう。助成金は、喫煙所の材料や工事、人件費などの一部として支給されます。

デザイン料や分煙に関係ないベンチやテーブル、観葉植物などは助成の範囲に含まれていないので注意してください。また、地域によっても基準が変わるので、教習所のある地域の決まりを確認しましょう。

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教習所に喫煙所を設置するメリットデメリット

教習所に喫煙所を設置すると多くのメリットが得られる反面、デメリットもあります。両方を考慮したうえで喫煙所を設置するか判断してみてください。

メリット

教習所に喫煙所を設置するメリットは以下の4つが挙げられます。

▽教習所に喫煙所を置くメリット

  • 禁煙者の受動喫煙を防げる
  • 吸い殻のポイ捨てが減る
  • 喫煙室を確保することで気兼ねなく喫煙できる
  • 分煙対策ができていればイメージアップにつながる

条件を満たした喫煙所があれば、喫煙者は気兼ねなく喫煙でき、禁煙者も不快な思いをしにくくなり、大きなメリットが得られます。また、所定の場所での喫煙を促し喫煙所に灰皿があれば、タバコのポイ捨てを減らすことにつながります。教習所の管理者にとっても大きなメリットです。

喫煙者と禁煙者の両方にメリットが多いので、心地よい施設であれば教習所を選ぶ際のポイントになる可能性があります。教習所に通うのは一時的ですが、何度も利用する場所なので快適さで選ぶ人は多いです。

デメリット

教習所に喫煙所を設置すると発生するデメリットは、以下の3つが挙げられます。

▽教習所に喫煙所を置くデメリット

  • 空気清浄機やエアコンなど、維持費が掛かる
  • 場所によっては大規模な工事が必要になる
  • 喫煙所を設置した分、スペースが狭くなる

喫煙所を設置するための条件に合わせると、ほとんどの場合喫煙所内外の空気を浄化するための空気清浄機や排気用のダクトを取り付ける必要があります。場所によっては土台つくりや壁の一部に穴を開けるなどの工事が必要です。

また、喫煙者でも喫煙所内の臭いが気になる方は多く、喫煙所を利用したがらない理由にもなっています。隠れて喫煙されるリスクやタバコのポイ捨て防止にもつながるので、喫煙者への配慮も忘れないようにしたい所です。

教習所に喫煙所を設置する際の注意点

教習所で喫煙所を設置するなら、人の出入りが激しい場所から遠ざけましょう。教習所では、コマ数の時間に合わせて約1時間ごとに人の出入りがあります。

また、教習所の近隣に住宅地がある場合は、住宅へ煙が行かないよう配慮することが大切です。臭いや有害物質を取り除いて排気すればクレームにつながることが少ないので、検討してみてください。ブース内でタバコの煙を浄化できる設備なら、工事期間が少なく短期間で設置しやすいのでおすすめです。

まとめ

教習所に喫煙所を設置できるかについて解説しましたが、いかがだったでしょうか。教習所は授業の合間に多くの人が出入りします。未成年者や禁煙者、喫煙者がお互いに気持ちよく利用できる環境を整えましょう。

喫煙所の設置に関することは、長村製作所にお問い合わせください。電話ボックスをつくり続けてきた技術を活かし、頑丈で耐久性の高い喫煙ボックスが用意可能です。最短2週間で設置できるので、お急ぎの方はぜひご相談ください。

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