現在、受動喫煙の危険性や匂いからたばこ禁止とされるカラオケ店が増えています。
とくにカラオケなど、密室であればより匂いが気になると禁煙を希望する方が多いです。
カラオケ店であれば、どのように分煙対策を行うといいのでしょうか?
また、分煙を行うメリットとデメリットはどんなものがあるでしょうか?
今回は分煙を検討しているカラオケ店さん向けに、詳しく解説していきます。
目次
カラオケで分煙する方法
まずはカラオケで分煙する方法はどんなものがあるでしょうか?
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- 分煙パーソナルボックスを設置する
- 喫煙室を設置する
- 加熱式たばこの喫煙室を設置する
- 室外喫煙所を設置する
今回はカラオケで分煙する方法として上記の4つを紹介していきます。
分煙パーソナルボックスを設置する
分煙パーソナルボックスとはカラオケ店内に電話ボックスのようなものを設置する方法です。
この分煙パーソナルボックスには外に煙が出ないようなシステムや、中の空気を入れ替える機能がついています。
カラオケ店内の一部に置くだけ設置できるため、簡単に分煙を実現できます。
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- 分煙スペースを多く取れない
- 分煙を手軽に行いたい
- 今すぐ分煙を実現させたい
- 大規模な工事が行えない・行いたくない
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これらの方は分煙パーソナルボックスの設置を前向きに検討してもいいでしょう。
喫煙室を設置する
百貨店や飲食店でも多く取り入れられている喫煙室の設置です。
今までの喫煙室は、その部屋の中では喫煙も飲食もしていい状態でした。
しかし、2020年4月1日に改定された健康増進法で喫煙室の中では喫煙以外の行為は認めていません。
部屋を一部改装し、灰皿や空気清浄機を設置、喫煙専用の部屋を作るイメージです。
加熱式たばこ喫煙室を設置する
加熱式たばこ喫煙室とは健康増進法の改定以前の喫煙室と同じで、加熱式たばこを吸いながらカラオケや飲食を楽しめます。
しかし、注意すべき点は2つあります。
まず、加熱式たばこ喫煙室を希望するグループの中に20歳未満の方が一人でもいた場合、そのグループを加熱式たばこ喫煙室へ案内できません。
室外喫煙所を設置する
室外喫煙所とは室内すべてが禁煙で喫煙者は屋外で喫煙を行います。
この時屋外の喫煙所の設置に関して灰皿の有無などの細かいルールは定められていません。
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- 室内へ煙が行かないように
- 屋外にいつ非喫煙者に煙が行かないように
- 非喫煙者の動線に煙がないように灰皿を設置する
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などの工夫が必要となります。
喫煙ブース【SMOX】について詳細はこちら。
カラオケで分煙するメリット
それではカラオケで分煙を行うメリットは主に3つあります。
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- 喫煙者と非喫煙者の両方の集客ができる
- 清掃が手軽になる
- 部屋がきれいに保たれる
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それぞれ詳しく紹介していきます。
喫煙者と非喫煙者の両方の集客ができる
カラオケの利用者の中にはもちろん、喫煙者も非喫煙者もいます。
分煙をしっかりと行うと、喫煙者も非喫煙者もお互いに気持ちよく利用できます。
そのためどちらかの客のみの利用を促すわけではないので両方の客を獲得できるでしょう。
清掃が手軽になる
分煙を設定すると、喫煙可能部屋数を押さえて清掃を手軽にします。
灰皿を設置する喫煙席は食器類の片付けや部屋の清掃以外に吸い殻を捨てたり、灰皿を洗う手間がかかったりします。
分煙を行い灰皿の数を抑えたら灰皿を清掃する手間をへらせるでしょう。
部屋がきれいに保たれる
たばこを吸うとどうしても煙やヤニで部屋全体が汚れてしまうため、一定期間で壁紙などをすべて張り替える必要があります。
しかし分煙を行い、禁煙部屋を作るとすべての部屋の壁紙などを張り替える必要がなくなります。
店内すべてを禁煙として、外に喫煙場所を設置するとすべての部屋をきれいに保てるでしょう。
カラオケで分煙するデメリット
それでは次に、カラオケで分煙を行うデメリットは主に3つあります。
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- 分煙設備を作るためにお金がかかる
- 休業期間ができてしまう
- 部屋の清掃に年齢制限ができる
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それぞれ詳しく紹介していきます。
分煙設備を作るためにお金がかかる
どのような分煙設備を設置するかによって多少変わるものの、基本的には安くないお金がかかります。
喫煙ルームや換気装置を設置するには数万円〜数十万円かかる場合もあります。
ただ、喫煙ルームの設置には国や地方自治体から助成金を受け取れる場合もあるので申請しましょう。
東京の場合、国と東京から1施設400万円ほどの助成金を受け取れます。
地方自治体によって変わるので一度調べてみましょう。
休業期間ができてしまう
こちらもどのような分煙設備を設置するかによりますが、分煙工事を行う期間は店の一部休業や全面休業を行う必要があります。
もちろんそうなれば売上の減少に直結してしまうので注意してください。
休業しても影響が少ない時期や営業に影響のない分煙方法の設置を行うといいでしょう。
部屋の清掃に年齢制限ができる
20歳以下の未成年は、たとえ飲食サービスの提供や清掃といった業務行為を行うためであっても喫煙室に入室してはいけないと定められています。
つまり高校生や未成年の大学生のアルバイトは喫煙室に入室して行ういかなる業務も行えないため必ず成人した従業員が行わなければいけません。
禁煙ルームの入室に関して制限は一切ないので、未成年の従業員にはそちらの飲食サービスの提供や清掃をお願いしましょう。
カラオケの分煙対策にはメリットとデメリットがある
いかがでしたでしょうか?
今回はカラオケでの分煙方法や、分煙を行うメリットとデメリットについて紹介しました。
分煙を行うと喫煙者と非喫煙者の両方の客を獲得できたり、清掃を簡単にしたりできます。
しかし一方で、喫煙場所設置には分煙方法によっては費用と時間を取られてしまうかもしれません。
分煙対策に興味があればSMOXはいかがでしょうか?
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