昨日伺った会社は目黒の住宅街で工場を営んでます。話を聞くと8月つくばに工場を移すんだそうです。確かにこんな地価の高い場所で工場を運営するのは理にかなっていないのかもしれません。
話を聞くと、今の場所は売却し王子に本社機能(営業拠点)移し、製造部門は全てつくばになるので、従業員の90%はつくばだそうです。つくばに行かない社員もいるそうです。
当社も30年以上前まで川崎に会社がありましたが、手狭もあり工場を栃木県に移したそうです。その当時は本社は川崎から桜新町、茅場町と移転はするものの営業拠点の重要性の為、本日機能を東京に置いたそうです。
時代の変化に伴い、今は工場、本社は栃木県に移り、その当時の人は誰もいません。今ではすっかり栃木の会社になっています。なのでほぼ100%工場周辺から通われています。
6年ほど前に営業強化の為、改めて都内に事務所を持ちました。
社員からの声は高い家賃を払って、何を考えているのかと影口を叩く社員もいたようです。多分株主もそう思ったでしょう。
その後、営業強化、人材確保のため都内勤務者を採用を始めたところ、今度は「東京組」などの声も上がるようになりました。
都内から80Km、池袋駅から小山駅まで快速で1:15分、私の家(練馬)から町田まで1:30かかります。たったこれだけの距離、時間にも関わらず、栃木組やら東京組と言い出す人達、実におもしろい。
私は田舎を出て今年で約50年が経過します。田舎での暮らしより圧倒的に都内での生活が長いですが、田舎も都内の感覚がありません。工場で働く田中さんの言葉を聞くと懐かしさも感じます。
本来会社は可能な限り機能的な体制を敷くことが最も理屈に合っています。世界最大の企業ウォールマートはアメリカアーカンソー州に本社を構えています。本社は一つの町です。これほどの企業になると取引先からよってくるので、ウォールマートは社員のエンゲーメントを優先して優秀な社員を集めることで、企業の成長を強化するために、この地に本社を構えたのかもしれません。
おらが町、おらが会社は心の拠り所に持つことは悪いことではないででしょう。それでも100Kmも離れていない場所同士、同じ言葉を話し、同じようなものを食べ、そして同じTV番組を見る人間同士が、せめて「関東組」というようになれないものでしょうか?
目黒の会社に伺い、工場の移転、本社機能の移転を始める会社の建物を後にする時、ふと「東京組」という言葉をこの会社の「つくば工場」の人も言っているのか想像すると、運転をしている関さん(茨城県)、あんたも栃木組じゃないねと、言葉を飲み込み、五反田のうどん屋「おちやんま」の道を伝えました。
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