簡単に実行できない社会の悲劇

2月の総選挙では、食料品の消費税を2年間廃止するという公約が掲げられていました。
しかし最近は、その話がなぜか「1%」という形に変わりつつあります。

いったい、決めたことをすぐに実行できないこの国の仕組みは、どうなっているのでしょうか。


明治政府は、藩を廃止し、武士制度をなくしました。
今から160年前の話です。

現代の日本で同じことができるかと言えば、正直難しいでしょう。
なにせ、税率を少し変えることすら時間がかかるのですから。


とはいえ、消費税の話そのものは本質ではありません。
問題は、日本人の「物の考え方」にあるのではないかと思います。

この傾向は、会社の中でもよく見られます。

「変えたい」と言いながら、なかなか変わらない。
時間ばかりがかかっていく。

私はいつも疑問に思います。
本当に変えたいのでしょうか?

おそらく、多くの人は「変えたい」と言いながら、
本心では「変えたくない」のだと思います。
ただ、それを口に出せないだけなのです。


江戸時代、薩摩藩に「示現流」という武道が伝わっていました。
1日に1000回以上の打ち込みを行い、心と体を徹底的に鍛えるものです。

西郷隆盛もこれを学びました。
そのような人物たちが、明治政府をつくったのです。


変化を起こすためには、強い覚悟と健全な精神が必要です。

もしかすると現代の私たちは、
その「覚悟」や「精神力」を失っているのかもしれません。


ちなみに、薩摩藩の武士道にはこんな教えがあったそうです。

弱い人を助けない者は、生きる価値がない。

どれだけ力があっても、
どれだけ頭が良くても、
どれだけお金を持っていても、

この精神に反するならば、それは許されない。
それほどまでに厳しい価値観を持っていたのです。


いま私たちに問われているのは、
制度や仕組み以前に、

本当に変わる覚悟があるのか

ということなのかもしれません。

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