長く仕事をしてきて今頭に浮かぶのはこの表題です。若い人だけでなく中高齢者も関係なく
意外に物事を知りません。多くの人は部分最適化になりやすいのです。
例えば、当社が製品製造販売している公衆電話ボックスがあります。この担当者は公衆電話ボックスの材料や機能は知っています。製品のメリット・デメリットは知っていますが、それ以上は知りません。その担当者にこの製品を活用して新たな物を作れないかと質問する社員がいます。
恐らく質問者は公衆電話ボックスに詳しいのだからなんでもわかると思いがちです。しかしながら担当者しりません。聞く相手を間違えているのです。
質問者はまず自分で調べてみる事です。そして考えるのです。その上で公衆電話ボックス担当者に聞きたい事があれば聞けば良いのです。
つまり担当者は自分の担当のことしか知らないのです。その中で完結するのです。だから会社全体のことを考えたりはしません。自分の目の前の最適化が全てです。
専門家が何でも知っているというのは大間違いです。たとえばがん治療の外科の医者にがん治療の多くの情報を聞くのは無理です。彼は手術でのがん治療は分かりますが、それ以外の放射線治療や抗がん剤治療のことは知りません。
患者は自分で各専門医の意見を聞いて、考え、判断するしかないのです。
これは仕事でも同じです。先輩社員に聞けば何でも分かるわけではないのです。時々分かったようなフリをして話す上司もいますが、ほとんど中身はありません。知るはずがないのです。
必要なことは自分で調べ・考えることです。これ以外に成功する方法はありません。

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