出来の悪い社長ですが、長村製作所に入社して丸6年が経過致しました。
社員皆のおかげです。
今年は年明け早々から14時間にも及ぶ癌の手術後リハビリ、在宅勤務と段階をおいて職場に復帰して今に至ります。
この6年間を振り返り私なりに考える今の長村製作所、そしてこれからの長村製作所があります。
このブルグを見る社員からしたら一部不快に思うことも今回は書きたいと思います。それは私なりの長村愛でもあります。
冒頭で出来の悪い社長を告げました。それは明らかで60歳までは確かに前の会社で役員をしていましたが、自分の想いをかなえることなく定年そして退職しました。悔しさ120%でした。
当社の社員も皆同じような境遇なのではと思います。新卒で入社された方の多くは、本当はもっと大きな企業に就職したかったでしょう。あるいは中途で当社に再就職された皆さんも、前職で上手くいかなかった、あるいは私の様に悔しい想いをして、新たな職場として当社を選んだんだと思います。
つまりみんなが世間で言うような「優等生」「優秀な社員」「優秀な学生」ではなかったと思います。それなりにみんな傷つき、悩み、悔しさを何度も味わい、それでも生きていくためそして働くために当社に来たんだと思います。
これまで私が働いてきた多くの職場で起きたことと、同じことがこの会社でも起きているような気がします。つまり多少知識や経験がある人間は、やはり劣っている人間を差別する傾向があります。自分はしてないつもりでもしているのです。前の会社であるいは学校で自分がされたこと、経験したことを忘れ、自分に嫌な思いをさせた人間と同じことをしてしまうのです。
前のブログで1億円以上稼ぐ日本人の共通点の一つに「小さいころ親に些細なことでも沢山褒められた経験がある。」ことを聞いたことがあります。
褒められた人間は「挑戦」する気持ちが宿っているんだそうです。そして褒められるとたとえ挑戦したことが失敗しても、新たなことにまた挑戦するそうです。
それとは逆に褒められず、失敗したことを否定、避難された人間は、「挑戦」することをしないそうです。なぜなら失敗した時、とてつもなく辛いことになるからです。だからその恐怖から挑戦はしません。だから傍から見たら「やる気がない」「逃げていいる」とまた否定されるのです。
当社の社員の多くは前職や学校で否定されたり、認められなかったりすることが多かったのではないかと思います。
それぞれの社員がそれぞれの傷をおいここにたどり着いたのです。そして皆で仕事を仕事をしています。
長村製作所は常に挑戦し続けなければ存続はできません。それは「生産規模」「技術力」「知識」「経験値」がどの企業よりもすべて優っているとは言えないからです。
このブルグを見た社員の中には「社長は甘い」「社員を甘やかしてどうするんだ」「あいつは何を言ってもダメなんだ」と言いたい人もいるでしょう。
そのような人にあえて言いたい「あなた自身ももっとレベルの高い会社で仕事をしたら必ずあなたがダメな部類にされます。」
競争社会だから仕方ないところもあります。
それでもあえて当社の社員にはそんなキズを持ち悔しさを味わった人間が多くいます。だからこそそれぞれの社員が自分の身の丈にあった「挑戦」に取組めるようにみんなで取り組んでみたいのです。後ろ向きの社員にもいつの日か必ず「挑戦」してほしいのです。
そしてそんな私達の力で、多くの企業の中で「勝ち残る企業」を実現したいのです。
将来、そんな長村製作所で共に「生き生き働きたい」をこの目で見て人生を終盤を迎えたい。
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