工場内の休憩所として、ファクトリーブースを導入しようと検討されている経営者様もいらっしゃるのではないでしょうか?
ファクトリーブースにはさまざまな種類があるため、用途に合ったものを選びたいですよね。

そこで本記事では、ファクトリーブースを導入するメリット・デメリットを詳しく紹介します。
工場のなかに、用途に合った休憩所を作りたいとお考えの経営者様は、ぜひ最後までご覧ください。

ファクトリーブースとは

ファクトリーブースとは、建物の内部に作れる天井つきの小部屋のことです。
仕切りとなるパーテーションを、自由に組み合わせてレイアウトを作成できるため、柔軟性が高いことが特徴です。
また、もともと天井がついているタイプや後付けで天井がつけられるタイプがあるため、天井が高い工場や倉庫でもコストを押さえて設置できます。

仕切りには、断熱性能が高いものや価格がリーズナブルなものなど、要望や用途に合わせてさまざまな種類があります。
どのような用途でファクトリーブースを設置するのかにより、適切な種類も異なるためあらかじめ確認しておきましょう。

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ファクトリーブースの活用例

ファクトリーブースは、ただの仕切りとは違って密閉性を高められるため、さまざまな用途で活用されています。

たとえば、主な使用用途として、休憩室や作業室などが挙げられます。
また、トイレがついていないオフィスのためにトイレブースを作ったり、音楽に集中できる場所として防音室を作ったりすることも可能です。

ファクトリーブースのメリット・デメリット

ファクトリーブースを導入すると、さまざまなメリット・デメリットがあります。
ここからは、どのようなメリット・デメリットがあるのか、詳しく紹介します。

メリット

ファクトリーブースの主なメリットは、使いたいスペースに合わせて自由に部屋を作れることです。

ブースを作ったあとも簡単に動かせるため、利用者の要望に合わせて設置場所の変更も自由に行えます。
特に天井の高い工場や倉庫では、ファクトリーブースの障害になりやすい照明や配管などを気にしなくてよいため、気軽に導入できるでしょう。

不必要になった場合の解体も簡単であるため、短期間での利用をしたい場合にも活用できます。

また、密閉性が高く煙やにおいが外に漏れないファクトリーブースは、喫煙所としての利用も可能です。
2022年4月1日に施工された受動喫煙対策により、街中で喫煙できる場所が減ったこともあることから、喫煙者にとっては大きなメリットだといえます。

デメリット

ファクトリーブースを設置しても、空調設備を導入しなかった場合には、夏場に熱中症になるリスクが高まるというデメリットがあります。

ファクトリーブースは、設置したスペースに合わせられるというメリットがありますが、設置する場所によっては室内の温度が上がりやすいです。
特に、焼却炉や屋外に近い部分など、高温多湿になっている場所に空調設備のないファクトリーブースを設置した場合は、熱中症を引き起こしやすい環境になります。

工事費は少し高くなりますが、ファクトリーブースを設置する場合には空調設備の導入もあわせて検討しましょう。

また、ファクトリーブースを設置するためにはさまざまな工事が必要であるため、設置が完了するまでの期間が長いこともデメリットの1つです。
場合によっては、照明のスイッチやコンセントを作るための電気工事が必要です。
入退室の管理システムを導入する場合にはセキュリティ工事などが必要なので、あらかじめ確認することをおすすめします。

さらに、ファクトリーブースを設置するときには、工事で大きな音が出る可能性があるため、休日に工事を行うように手配しましょう。

ファクトリーブースを設置する際の注意点

ファクトリーブースを設置する場合には、2つの注意点があります。
設置したあとのトラブルを防ぐためにも、それぞれの注意点を押さえておきましょう。

注意点①賃貸の工場は不動産管理会社に確認する

ファクトリーブースを設置する場合は、天井や床に穴をあける工事が必要です。

工場を賃貸で借りている場合には、返却する際に原状回復工事をしなければなりません。
しかし、ファクトリーブースの設置により大きな穴があいてしまった場合や、汚れがついてしまった場合には修復工事に費用がかかります。

また、不動産管理会社やオーナーによっては、新たな工事に関して許可がとれない可能性もあります。
そのため、賃貸の工場でファクトリーブースを設置したい場合には、あらかじめ不動産管理会社へ確認することがおすすめです。

注意点②工事の際には法律や規格に気をつける

ファクトリーブースを設置しようとしている場所が工場である場合には、照明やコンセントを取りつける工事が必要です。

そのため、電気工事や換気工事を行う前に、消防法や防火対策などに気をつけなければなりません。
定められている条件を満たしていなければ、ブース設置自体ができない可能性もあります。

ファクトリーブースを設置する際は、業者へ依頼することが一般的です。
消防法や防火対策などを確認せずに、好きにファクトリーブースを設置すると、火災が起きた場合に火災報知器が動作しないかもしれません。

工場にファクトリーブースの設置をする場合には、前もって法律や規格などに詳しい専門家に確認しておくことをおすすめします。

ファクトリーブース以外で休憩所として利用できるもの

本記事では、ファクトリーブースについて紹介してきましたが、ファクトリーブース以外にも休憩所などとして利用できるものがあります。
別記事の「工場に増設できる個室の種類と増設する際のケース例を紹介」で紹介していますので、ぜひご覧ください。

ファクトリーブースとは建物の内部に作れる天井つきの小部屋のこと

いかがでしたでしょうか?

ファクトリーブースとは、建物の内部に作る天井つきの小部屋のことです。

使いたいスペースに合わせて自由に部屋を作れることが、主なメリットです。
騒音やほこりを防げるため、主に休憩室や作業室として活用されています。

一方で、熱中症リスクを避けるために、空調設備の導入をしなければならないというデメリットがあります。
費用は高くなりますが、ファクトリーブースを設置する際には空調設備の導入を検討しましょう。

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工場に新しく休憩室を作りたいとお考えの企業様は、ぜひKOVAKOをご検討ください。

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