中小製造業おじいちゃん社長の愚痴

昨日、金属加工の中小企業を経営する60代と70代の社長たちと、お酒を交えて久しぶりに情報交換を行いました。(私は手術後でしたので、ノンアルコールビールを飲んでいました。)

その中で最年長の社長は72歳でした。私は酔っていなかったので、他の社長たちの話を冷静に聞いていました。そこで、ある共通点に気づきました。

それは、70歳を超えた彼らも認められたいという願望があるということです。どんなに会社や社員のために尽くしても、理解されないと感じると不満を漏らしていました。恐らく、励ましの言葉が不足しているのでしょう。(私は思いました、もう年配なのだから甘えてはいけない。それに、理解していても経営を続けているのでしょう。)
出席したメンバーも、会社に戻れば文句を言わずに働く良い社長でしょう。

酔っていない私は、どうにかして彼らを慰め、「あなたは立派だ、頑張っているのが分かる。社員もいつかは気づくだろう」と言いました。どんな年齢でも、男性は社長になっても子供のようなものです。そんな時、中小企業の社長はどうやってモチベーションを保っているのだろうと疑問に思いました。辞めたいなら辞めればいいのに、愚痴を言いながらも辞めないのは、経営が好きだからでしょう。中小企業の成果は社長の意欲に大きく依存していると言っても過言ではありません。

では、リーダーを励ますのは誰なのでしょうか。もっとも、やる気を出してもらうことが会社にとって最善ですが、リーダーは励ます側であり、励まされる側ではありません。
励ましという行動によりもっとも効果的価値を受容できるリーダーは励まされない現実。

厚生労働省のデータによると、65歳で働いている人は52%にも上るそうです。今の60代はかつての50代と同じくらい活動的で、昨夜のメンバーも精力的な人たちでした。
若い世代がこれらの若々しい年配の社長を追い越して新しいリーダーになるのは簡単ではありません。年配者が元気でいることは良いことですが、若い世代が前進する障害にならないようにするためにはどうすれば良いのか、元気なおじいちゃん社長達を見て考えさせられました。

年配者の愚痴から話は転じ、若い世代へのエールでこの記事を締めくくります。

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