船井電機倒産

「FUMAI」ブランドで液晶テレビの低価格戦略でヤマダ電機の店頭に沢山並んでいる印象ですが、そんな企業が倒産。

約2000人が即時解雇になり、今月の給与も支払いされていません。

このようなニュースを見るたびに従業員の生活を守る為にも、身を引き締めて経営に携わりたいと思います。

船井電機の倒産は中国などとの低価格競争の中、利益が出ず赤字が続いていたのが原因と報道されていますが、それは事象であって、経営陣の戦略のミスです。価格は価格に負けるのです。薄利でも多少の赤字でも売れれば何とかなるという、甘い考えが不幸を招くのです。

過去に上場企業の量販店の倒産を何社も見てきましたが、共通するのは営業現場の責任者が売る為に必ず安売りをします。何とかなるという甘さがそうさせるのですが、本質は違います。その手の営業担当者の無責任さです。一生懸命働いているんだという言い訳にしていますが、仕事の仕方を変えられないのです。恐竜が死滅したのと同じです。

それ以上の責任は経営者です。まず一生懸命に仕事をしてるような人間は危険だという事を認識することです。そのような人間は視野が狭く、自ら変化ができません。経営者は嫌われ憎まれても、その営業責任者の行動を止めることです。

必ず彼らは社長さ全く現場を知らないなぁです。倒産した会社で何度も聞いた言葉です。現場を知らないと何も判断できないという非論理な一見真理などに騙されない事です。

会社を倒産させず社員の雇用を守る責任は経営者にあって社員にはありません。とかく陥りやすい事なので改めて、社会の厳しさを胸に刻みます。

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