年末年始は私のPCにとっても休息の時期です。

年末年始休暇に入って今日で3日目になります。驚いたのはメール受信の大幅減少です。私の会社宛メールはスマホにも転送されるように設定されていますが、12月27日(金)は夜遅くまでメールが数多く入ってきていましたが、12月28日(土)は20通まで減少しました。

私へのPCには一日約100通程度のメールがきます。ここまで数が多いとタイトルだけ見て削除するメールが多いです。このような事態を見ると今から約35年前の現場周りの営業時代を思い出します。

私はその当時家電メーカーの営業で「千葉エリア」の家電量販店を担当していました。エリアが広いため、電気屋さんに情報をどうやったら早く伝えられるかがとても大切でした。
そこで私は「○○NEWS」という手書き新聞を作り、基本は30秒で理解できる内容にし、一日5通程度、会社から出先からFAXで担当店舗に送り続けました。時には訪問先のFAXを勝手に借り、送り続けたのです。

送った内容は「特価品情報」「在庫状況」「新製品情報」「他社の販促情報」が主ですが、何故かこの効果は絶大で、量販店店長からは、他社よりも早く情報が入り、早く動くことができると評価頂きました。結果私の実績は急激に伸びる結果となり、同じ部のメンバーも真似をするようになり、私のものを勝手に送る同僚まで出てきました。

しかしながらこの作戦も半年は続きませんでした。それはたメーカーの営業も同じことを始めたのです。そうすると量販店の店長はFAXを全く見ません。逆にFAXの洪水に見舞われ不快感まで持つようになりました。
今の私のPCメールと同様です。時代が変わってもツールは変われど中身は同じようです。

ちなみにその後私はどうしたかというと、手紙にしました。そして大切な内容は速達で送りました。周りがFAXを続けている中、この原始的な方法は逆に新鮮で好評となりました。

今朝のPCメールの数を見て35年前の自分を思い出しました。

にほんブログ村 経営ブログ 中小企業社長へ
ブログ村のランキングに参加しています。よろしければこちらのボタンをクリックお願いします。