長男の勤める企業のルールを聞いて

今朝、私の長男の勤める会社のルールを聞いて感心させられました。

長男の会社は沢山のクライアントを持ち、各社員が担当していますが、社員の評価は担当会社別粗利で行われるそうです。粗利管理が徹底しています。

この会社では最近、規定粗利以下の取引先に対して担当者は必ず規定粗利にするように指示され、それでも取引先が応じない場合には取引を終了することが義務付けされているそうです。
どうしても規定粗利以下で契約を進める必要がある場合は、そうすることで自社にどのようなメリットをもたらすのか具体的に説明する必要があるそうです。ただしそのメリットが得られない場合に厳しい評価を受けるそうです。

この会社の指示に従えない社員は即刻解雇だそうです。結構な人数の社員が解雇されているそうです。
規定粗利以下やあるいは赤字取引きをした場合の会社の対応は「横領」と同じ扱いだそうです。ましてやそのような企業との会食が発覚した場合には即刻解雇されるそうです。

このような企業から見た当社の営業活動はどう見えるのでしょうか。
赤字取引きを横領と位置付ける企業姿勢、横暴と見える人も多いかもしれませんが、企業が社員の給与を上げ続けるためには財源が必要です。その財源の源泉は粗利です。社員の給与を上げ続けることが国の方針であり社員の望みでもあります。それを実現するために「働き方は変えません。今までの自分のやり方で今後も働きます。」はそれは許されないことなのでしょう。

極端な話の企業のように思えますが、冷静に考えてみれば
赤字販売や低粗利販売は時として「客先から自分が良く見られたい」が本来の目的で、口では会社の為という社員を見かけることがありますが、実は自分だけのことしか考えていないのかもしれません。

当社の様に製造部門、管理部門の社員の生活を守るためにを第一に考えた場合、自己都合主義は明らかに横領に値するかもしれません。

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