仕事をしているフリする人と仕事をする人

最近、自分の仕事の役割を考えることが多々あり、周りの人と比較するようになりますた。

そんな折、世の中には仕事をしている風に見せる人がいることに気づきました。

その人達の特徴は、とにかくスケジュールを沢山いれます。空き時間がありません。そんなに何をするのか思います。またある人は常にPCに張りついています。またある人はどこかに消えます。

このような人達の多くはいつしかそれが仕事をしているんだと錯覚するようになるのです。本来仕事はどんなアウトプットを出すかですが、動いていること行動が目的化されてしまいます。更にこの状態が続くと時間は確実に消化するため仕事をしていると錯覚するのです。
試合では勝てないが、ただ練習だけ(体を動かすだけ)を一所懸命する高校球児に似ています。
練習に意味がないとは言いませんが、本来の野球の目的は試合で勝つことです。勝つことがアウトプットです。会社では仕事の結果です。

仕事をする人の特徴には常にアウトプットを意識します。つまり売上高・粗利・事業展開などです。またこの手の人は時間に遊びがあります。なので何にでも飛びつくわけではありません。この時間の遊びが色々な案や戦略が生まれるのです。それでもこのような社員の上司は大変です。一見手抜きにみえるからてす。

ちなみにやくざも仕事をします。やくざは毎月親分に上納金を納める必要があります。なので何でも取組むわけではありません。時間がかからないもの、単価の高い案件のみにしか興味を持ちません。なので一般人を脅して直ぐにお金になるなら手を出しますが、時間がかかるとなると彼らは直ぐに手を引きます。そんな暇はないのです。

ところがサラリーマンにはこのやくざのような時間感覚とアウトプット感覚に劣る人間が意外に多いのです。やくざは頭の回転が速いです。

私は釣りはしませんが、今から30年ほど前MTIの前田社長から、仕事は釣りに似ている話を聞いたことがあります。
海に釣りにいった場合、ただ針に餌を付け釣り竿を卸しても魚はつれないそうです。魚によっては群れを作り、海流していて、その流れに見極め、魚に会った餌を準備し、多くの仕掛けをして釣り竿を海に卸すそうです。そして静かに待つんだそうです。
そして彼は大きな企業に成長させたようです。
余談ですが
最初の彼との取引は5000万円でした、更に信用調査でも×だったので現金入金後出荷するというスタートです。これを約6カ月、多い時には月に1億円以上の現金取引でした。

人間長くサラリーマンをしているとこの手の罠にはまる人が多いのも事実です。

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