定年後の新たな雇用における仕事の仕方の問題点

来年から65歳までの雇用義務がスタート致します。

当社の現状では
60歳以上の社員は嘱託社員となり、基本自分の部下だった社員の下に付き、後輩を上長としその配下となります。簡単に言えば一社員です。

しかしながらことは簡単ではありません。
この嘱託社員はいくつかに分かれます。
1.管理職だった社員が嘱託社員になった場合
  まず、後輩だった上長のいうことを聞きません。自分が上だと思っています。更に後輩だ   った上長のやり方を、批判します。時にはあからさまにします。
なぜなら一度親分をやった人間はその自由度・魅力に取りつかれているのです。そして怖いのはそれが実力だと思っていることです。
この手の嘱託社員は口癖で「これからは一社員として一所懸命働きます」を言います。
更に私はそんなに給与はもらっていないので、これ以上はできませんと告げます。

2.俺は俺はの社員が嘱託社員になった場合
  これがまたたちが悪いのです。今までも上司のいうことを聞かず好きなように仕事をしてきたのですが、嘱託となってもそれは変わりません。それより増して「俺は給与が少なくなったのだから仕事はここまで」と自分で線引きします。

3.仕事に全く意欲のない社員が嘱託社員になった場合
  嘱託になっても仕事の仕方は変わりません。残業はしません、無理もしません。今までこの状態で上司や会社から文句も言われていないので、これからも同じでも問題視されないと高をくくっています。

このような人ばかりでなく協力的な嘱託社員も大勢いますが、このような嘱託社員が一人でもいれば会社は大変です。管理職は耐えられないでしょう。おそらくこのような嘱託社員との接点を可能な限り減らすはずです。管理職は戦わないでしょう。
そして上司に泣きつくのです。

私達が自覚しなければならないことは「年寄りはわがままだということ」「自己中心的思考が強い」ということを知るべきです。
なぜそのようなことが分かるのかというと自分が66歳だからです。
周りの社員に迷惑をかけないように働くのことは60歳以上の人は自分との葛藤を余儀なくされるのです。中々いい人にはなれないのです。

日本中の会社がこのような中、高齢者雇用を維持していかなければなりません。そいて今の40代50代の管理職はこのことで苦しむのですが、直ぐにこの人たちが仲間に入ってきます。
そして自分がされて困ったことはしないようにしようと思うはずなのですが、この人たちもお同じことをするのです。
おそらくこれは本能なのかもしれません。

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