日本電信電話株式会社社名変更を受けて

2023年のNTT法改定に伴い、①NTTの研究情報開示の義務がなくなった②外国人取締役の導入③社名変更等が可能になるなど徐々にKDDIやソフトバンクや楽天に改定は反対されていますが、今回の社名変更の検討は大きなターニングポイントになることを期待しています。

2024年度はさらにNTTグループの分割の見直しが検討される。現在、NTTグループは、持株会社のNTTと、その傘下にあるNTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモの4社に分割されている。改定では、NTT東日本とNTT西日本を統合し、NTTコミュニケーションズとNTTドコモを持株会社の直轄とすることで、NTTグループの経営効率とサービスの一体化を図る計画である。

日本では国際競争力のある数少ない企業としてNTTが挙げられる。30年前は企業価値世界一企業だっただけに期待も大きい。

先般のNTTの決算発表では最高益でしたが、それは研究開発費の削減、設備投資の削減など将来を犠牲にした利益とも言われています。おそらく多くの日本人は沢山の利益より、世界一のネットワーク網の実現とGAFAを超える製品やサービスの開発を期待していると思います。民間企業になれば何でも良くなるという思い込みは、株主を見た短期的な利益を追うサラリーマン社長を生み出しています。残念でなりません。

日本人は昔からお金でなく名誉を誇りを重んじてきた民族だったはず。それが現代は政治家も企業(商人)も皆んなお金だけを価値と思い込んでいます。お金は少ないぐらいが丁度いいんです。それより未来に向けてのチャレンジ(挑戦、投資)に価値を見出してほしいです。

おそらく来年日本電信電話株式会社の社名は変わるでしょう。社名と共にこの際10年間は利益を全て研究開発、設備投資に注ぎ込み、利益でなく「科学技術世界一」の企業に変身して欲しいです。

NTTの関係者がもしこれを見ることがありましたなら一度考えてみて下さい。そして未来の子供達が憧れる企業なって欲しいです。

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