政治のリーダーと企業のリーダーの違い

総選挙が始まりました。
政治のリーダーは選挙で選びます。会社のリーダー(社長)は自分で起業すればそのままリーダーになれます。起業しないでリーダー(社長)になるためには、基本過去の功績と実力によって株主が選考してリーダーが決まります。

政治家と違い企業の社長は合理的な判断で決定されます。なぜなら力のない社長による間違った判断は社員の生活に直接響くからです。
それに比較して政治家を選ぶのに選挙とは非合理的なシステムでありお金がかかります。

選挙を見ていると、国を自由にする権力を手に入れるためのゲームです。王様になりたがる人間は、国を手に入れるためなら嘘をついたり、美味しい話をしたりするでしょう。選挙で多くの票を集めた人がその権力を手に入れられるからです。到底国民の意思が反映されるシステムとは言い難いものです。
国民の望みは多種多様で貪欲であり、ある人の幸せは別の人の不幸につながることもあります。権力者が救える国民には限りがあります。

それに比べ企業のシステムは合理的です。社員は最小限の労働で最大限の富をもたらすリーダーを望み、給与以外にも多くの特典を望みます。利益を最大化する役割が社長であり、その恩恵は社員にも及びます。よって、社長は会社を持続可能な事業体にすることが大切です。

政治家と社長の違いは選挙があるかないかです。しかし共通しているのは、社員が納得して仕事をしなければ企業の成長も利益も生み出せないという点です。それができないならば、社長は新たな有能な後継者を見つける必要があり、それは社員の望みでもあります。そのように考えると可能な限り社員の中から社長が生まれる組織にしておくべきです。

また政治家とちがい社長になるために嘘をつく必要もありません。ただ実力のみが評価されます。現代では嘘をついたり社員を軽んじた時点で社長として承認されず、排除されるのが落ちです。
更に株主からも退室を求めあっれます。
非常に合理的なシステムが企業であり、非合理的なシステムが政治なのかもしれません。

にほんブログ村 経営ブログ 中小企業社長へ
ブログ村のランキングに参加しています。よろしければこちらのボタンをクリックお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です