NEC 富士通が6G移動体通信に向け100bbpsの高速通信成功

NECと富士通は、6G移動体通信に向けて、無線伝送路で100ギガビット毎秒(Gbps)を超える高速通信に成功したと発表がありました。これは現在の5Gの最大速度の約10倍に相当します。6Gは、2020年代後半に商用化を目指しており、高速で大容量の通信が可能になると期待されているそうです。

この高速通信技術は、6G移動体通信のほかにも、超高精細な映像やVR/ARなどのコンテンツの配信や、自動運転や医療などのリアルタイムなサービスにも応用できると考えられます。

まだ本格的に5Gが普及していない中、もう次世代の開発が進みそれを使用する人間側がついていけていません。今後AIが進んでいく中で人間側の問題が大きな障害になるかもしれません。その要因は現在の教育です。その障壁は学校の先生の質の問題になると共に本当に今の先生は必要なのかです。日本経済の停滞、あるいは政治の停滞など活力のない日本社会を作り出したのは、教育を学校側任せにした私達大人なのかもしれません。

新たな通信技術に進歩についていけない、だからその技術は必要ないの論調から抜け出せる人間を作り出さない限り、輝く未来の日本を誕生させられない。

物凄いスピードで飛躍する通信規格の情報から、そんなことを想像してしまいます。

にほんブログ村 経営ブログ 中小企業社長へ
ブログ村のランキングに参加しています。よろしければこちらのボタンをクリックお願いします。

アップサイクルという言葉を知っていますか?

アップサイクルとは、使わなくなったものや廃棄された物を、新しい価値や用途を持つものに変えることです。
例えば、古い服をバッグやクッションに作り変えたり、空き瓶を花瓶やランプにしたりすることがアップサイクルの一例です。アップサイクルは、廃棄物の量を減らし、資源の節約につながります。

リサイクルとは、使わなくなったものや廃棄されたものを、原材料に戻して再利用することです。リサイクルは、廃棄物の量を減らし、資源の節約につながります。また、環境汚染や温暖化の防止にも貢献します。

アップサイクルとリサイクルの違いは、廃棄物の価値にもあります。アップサイクルは、廃棄物の価値を高めて新しいものに変えますが、リサイクルは、廃棄物の価値を下げて同じものに戻します。

現在、当社長年製造してきました公衆電話ボックスが年間1万台近くが廃棄されています。
25年前は全国に約76万台あり現在は13万台です。おそらくこの10年で約4万台程度まで縮小されるでしょう。役割を終えた製品であり仕方ないことではあります。しかしながら新たな利用の仕方によっては新たな価値を生むのではないでしょうか?

また当社の主力製品であるサーバーラックが同じように廃棄されています。鉄製であり壊れる物ではありません。しかしながら搭載する製品の進歩により、新たな仕様のサーバーラックが必要です。

今回、「アップサイクル」という言葉を知り、地球環境に優しく、リサイクルから一歩前進した新たな取組が必要ではないかと考えています。当社は製造メーカーです、しかしながら機械を使い製品化するだけでなく、役目を終わり廃棄される製品達を新たに生まれ変わらせる、「物作り」も当社が目指す未来にしたいと考えています。

にほんブログ村 経営ブログ 中小企業社長へ
ブログ村のランキングに参加しています。よろしければこちらのボタンをクリックお願いします。

CoCo壱の22歳社長と退職代行の問題点

GW明けにCoCo壱のアルバイトから社長になった話題と新入社員の早期退職のニュースが
Web上で話題になっていることで、本年当社に入社した新入社員や若い社員の皆んなが抱える不安や不満を想像して考えさせられました。

2024年5月、カレーのチェーン店CoCo壱番屋の社長に22歳の若者が就任しました。彼女は高校卒業後にCoCo壱で働き始め、店長やエリアマネージャーを経験し、わずか4年でトップに上り詰めました。彼女は「チャレンジ精神と向上心」を持ち、CoCo壱のブランド力を高めると宣言しています。

私は彼女のような若者がもっと増えることを望んでいます。若者は、自分の能力や興味に合わせて、自分のやりたいことをやるべきだと思います。若者は、自分の価値観や目標に忠実に、自分の人生を切り開くべきだと思います。自分の可能性やチャンスを探求し、社会に貢献するべきだと思います。

一方で、自分の仕事に自信がなくて退職を申し出ることができない社会人が増えています。彼らは自分の会社や上司に不満を持ちながらも、経済的な理由や面倒な手続きなどで辞めることができず、精神的に苦しんでいます。そんな彼らの救世主として、退職を代行する会社が注目されています。退職代行会社は、依頼者の代わりに会社に退職の意思を伝え、書類や交渉などを行ってくれるサービスです。退職代行会社によると、依頼者の年齢層は20代から40代が多く、理由は「人間関係の悪化」「仕事への興味の喪失」「自分の能力に見合わない仕事」などが挙げられています。

このように、若者の活躍と社会人の苦悩が同時に起こっている現代社会において、私たちはどのように働くべきなのでしょうか。

「退職代行の問題点」

私は退職代行を利用することは、自分の仕事に対する責任感や誠実さを失うことだと思います。退職代行を利用することは、自分の会社や上司に対する敬意や感謝を忘れることだと思います。退職代行を利用することは、自分の人生やキャリアに対する自信や希望を捨てることだと思います。退職代行を利用することは、自分の社会や未来に対する貢献や変革を諦めることだと思います。

おわりに

本文書では、CoCo壱の22歳社長と退職代行の問題点について、自分の意見や感想を述べました。私は、CoCo壱の22歳社長は若者の活躍の象徴であり、退職代行は社会人の苦悩の現れであると考えています。

22歳の社長を誕生させたのも歳を重ねた前社長、退職を言い出せない関係性を持ったのも上司、ただ単純に今の若い社員はダメなんだ、退職も言えないのかと嘆く前に、上司自身も考えるべき時代が来たのかと思います。
そして、上司はそんな若者の芽を摘まず余裕を持って接してほしいと願います。
最後に先輩社員、上司に言いたい「ほんの少し前まではあなた自身も新入社員だったんですよ。」

にほんブログ村 経営ブログ 中小企業社長へ
ブログ村のランキングに参加しています。よろしければこちらのボタンをクリックお願いします。

マッチとお香

株式会社長村製作所は1938年に創業しました。公衆電話ボックスという革新的な製品で安定した経営を続けてきましたが、この製品の衰退に伴い、企業としての新たな挑戦が求められています。
そこで、歴史ある「マッチ」メーカーの新しい取り組みを紹介します。他社の事例を参考に、86年目に新たな一歩を踏み出したいと考えています。

1929年に創業した神戸マッチ株式会社は、国内で生産されるマッチの約70%を占めていますが、マッチを使って火をつける習慣は減少傾向にあります。
特に1970年代に登場した使い捨てライターにより、マッチの需要は大幅に減少しました。

淡路島で生産されるお香・線香は、国内生産の約70%を占めています。1936年に創業した株式会社大発は、淡路島で長年にわたり製品を作り続けてきました。
「香を炊く」という東洋の文化はヨーロッパでも注目され、海外の見本市への出展も積極的に行っています。

淡路島のお香と播磨のマッチという兵庫県の二つの伝統産業が2011年に出会い、マッチのように擦って着火するお香というアイデアから約3年の試行錯誤を経て、「hibi」というマッチ型のお香が発売されました。

マッチのように擦っても折れない強度と放香性を兼ね備えた製品。ブランドの世界観に合った香りの選定。現代日本の感性を反映したネーミングやパッケージの開発。

現在、国内500店舗以上で販売され、30カ国以上に輸出されているヒット商品です。かつてマッチ産業が最盛期の1%の規模にまで縮小した企業の復活物語。私たちの公衆電話ボックスも、25年前の3%の規模に縮小したが、新しい物語を紡ぎ始めています。

にほんブログ村 経営ブログ 中小企業社長へ
ブログ村のランキングに参加しています。よろしければこちらのボタンをクリックお願いします。

創業86年を迎えて

昭和13年5月5日に設立された長村製作所(初めは長村鉄工所として)は、2024年5月5日の今日で86周年を迎えました。
私たち全社員は、お取引先の皆様に心からの感謝を申し上げます。

戦後、電電公社のOBを迎え入れ、当社の主力製品「公衆電話ボックス」の製造により大きく成長しました。
しかし、科学技術の進歩を象徴する「携帯電話」から「スマートフォン」への移行は、当社の主力製品にも大きな影響を与え、現在も公衆電話ボックスに匹敵する主力製品を見つけることができていません。今、私たちは新たな主力製品を作るために、苦しみながらもワクワクする気持ちを持ち続けています。

今年は、円安による原材料価格の高騰や、2024年問題としての物流費の値上げ、さらにはコストと自然環境への配慮を求められるエネルギー問題など、考えればきりがないほどの課題に直面しています。

厳しい環境にある私たちですが、たくましく、しなやかに、そしてしたたかに、全てのステークホルダーの期待に応えられるよう、この一年を全力で駆け抜けます。
今後ともご指導、ご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

ゴールデンウイークの最中ではありますが、今後とも長村製作所をよろしくお願いいたします。
                            代表取締役社長 飯山 進

にほんブログ村 経営ブログ 中小企業社長へ
ブログ村のランキングに参加しています。よろしければこちらのボタンをクリックお願いします。

仕事とは理屈(計画)と感の兼ね合いなのかもしれません

このブログは社員も閲覧していると考えられるため、あえてこの題で話を進めたいと思います。
以下の写真は、毎月月初に行われる「全体朝礼」の様子です。
私がこの会社の社長に就任してから5年半が経ちました。業績を改善するために様々な計画を策定し、それを社員全員が理解するために、この全体朝礼を継続しています。

しかし、計画通りに事が進むことはなかなかありません。正直なところ、この計画に従って行動してもらえれば、業績は改善され、約束した賞与を社員に支給できるのにと悩んでいます。
多くの企業が直面する問題かもしれません。各社員は自分の仕事に自信を持っており(それが正しいと信じています)、会社の計画とは異なるアプローチで一生懸命働いています。

残念ながら、会社の業績は向上していません。計画という数字(理屈)だけでは仕事はうまくいかず、感覚(感)だけでもうまくいかないようです。松下幸之助氏も同様のことを言っていました。計画に沿いつつ、自分の感覚を活かして進められれば良いのですが。

写真に写っているのは「とんき駒込」という、目黒に本店を構えるとんかつ店です。メニューは「ロース」「ひれ」「串カツ」の3種類のみで、常に17席のカウンターは満席状態です。ここのとんかつは、揚げ方が店主の「感」によるものかもしれませんが、それ以外のすべては計算され尽くされています。待っている人への対応、事前注文の確認、食事中のサービスなど、全てが計算された動きで、無駄がありません。それでいて機械的ではなく、温かみがあります。私たちの仕事とは正反対かもしれませんが、この店舗運営には明らかに計画性が感じられます。ぜひ一度、訪れてみてください。

にほんブログ村 経営ブログ 中小企業社長へ
ブログ村のランキングに参加しています。よろしければこちらのボタンをクリックお願いします。

サーバールームの熱問題と対策

近年、スマートフォンの動画利用頻度の拡大やAIの急速な普及などにより、サーバーへの負担が増加しています。特にサーバールームの温度管理は重要であり、18℃〜27℃の範囲を保つことが推奨されています。さまざまな装置、例えばルーターなどは熱に非常に弱いため、適切な冷却が必要です。しかし、大規模な空調設備を使用することは電力問題を引き起こす可能性があります。

当社は、サーバールームの熱問題に対して、空調だけでなく、簡単な装置や器具を活用して改善する方法を提案しています。具体的には、サーバールームの熱分布状況を調査し、適切な対策を提案しています。写真を見ていただくと、大手企業に依頼する場合に比べて、手頃な価格で熱シミュレーションを提供していることがわかります。

もしご興味がありましたら、お気軽にご連絡ください。

にほんブログ村 経営ブログ 中小企業社長へ
ブログ村のランキングに参加しています。よろしければこちらのボタンをクリックお願いします。

導入が進まない分煙施設の原因は?

当社では2020年4月に施行された「健康増進法の改定」を機会に長年続けてきました喫煙BOX(製品名SMOX)を社会課題解決のため導入促進を図ってまいりました。

下記の写真は4月24日(水)に京都府宇治田原に建設中の「新第二名神高速道路」の建設現場事務所に当社の喫煙BOX(SMOX)を設置したものです。ここは自然豊かな山の中です。このような場所でも建設現場の皆様の意識の高さから分煙が実現されます。素晴らしい決断だと感銘を覚えます。

素晴らしい施設がある一方で、街中にはコンパクトな喫煙BOXの設置が進んでいません。健康増進法改定後に設置されたのは主に「工場」「高速道路SA」「会社事務所」「工事現場」「駐車場」「空港」「市役所」などです。私たちは、都内の飲食店や繁華街に設置することで、煙草の煙に困る人と快適に煙草を吸いたい人が共存できる社会を目指していました。しかし、現実は異なります。主な原因は「法的規制」と「費用」ですが、特に法的規制が大きな障害です。多くの街中は「準防火地域」であり、この分煙施設を建築物と見なすため、導入を望む人々はこの問題に直面し、断念することが多いです。法律は本来、人々が安心して幸せに暮らすためにあるはずですが、結果は逆になっています。多くの自治体は法律を説明するだけで、解決策を当事者に求めています。役所の役割は関係者の調整ですが、結果として何も変わらない現状を作り出しています。これは現在の日本社会を象徴しています。

当社の1人用喫煙BOXは、公衆電話ボックスをベースに製品化されました。公衆電話ボックスが街中や歩道に設置できるのに対し、この喫煙BOXは設置が認められていません。何が違うのでしょうか。

にほんブログ村 経営ブログ 中小企業社長へ
ブログ村のランキングに参加しています。よろしければこちらのボタンをクリックお願いします。

4人用テレワークBOX(Monobo)ついに試算品完成

弊社は一昨年より、個人用のコンパクトなテレワークBOXの開発に着手しました。お客様からのフィードバックを受け、その後2人用の対面式モデルも開発いたしました。この2人用BOXは、Web会議はもちろん、個別面談や顧客との重要な対話にも活用されています。
働き方の変化を実感しています。

昨年からは、4人用BOXへの需要が増加しています。
製品開発における主な課題は消防法の遵守でした。スプリンクラーの設置や緊急放送の音響問題など、予想外の難題が多くありました。

新たな問題として、BOXのサイズが挙げられます。
消防庁では比較的設置しやすいサイズとして「5㎡」以下を目安にしていますが、実際には消防署ごとにその基準は異なります。
現在、東京都内の多くの消防署では「3㎡」以下を基準にしています。つまり、消防庁の指針と実際の基準にはギャップが存在します。

このため、今回「3㎡」以下の4人用BOXを開発しました。是非一度ご覧いただければと思います。ゴールデンウィーク明けには、豊島区東池袋にある弊社東京本部で展示会を行います。(JR池袋駅東口より徒歩3分)

にほんブログ村 経営ブログ 中小企業社長へ
ブログ村のランキングに参加しています。よろしければこちらのボタンをクリックお願いします。

2024年度新入社員を迎えて

今年の5月5日に、当社は創業86周年を迎えます。これは長年にわたり、当社の活動にご理解とご支援を賜りましたお取引先の皆様、さらには従業員や歴代の先輩方のおかげです。

今年も新卒の設計担当者を1名、新しい仲間として迎え入れることができました。

新型コロナウイルス感染症が終息した後、各企業の採用活動が活発化し、厳しい採用状況が続いています。それでも、当社の採用担当責任者は汗と涙と時には弱音を吐きながらも、賢明な活動を続け、4月1日を迎えることができました。
私が社長に就任してから5年4ヶ月が経ちます。その間に新卒の新入社員を10名迎え入れました。新入社員一人一人に対する多くの思いが心に浮かびます。彼らが未来の長村製作所を担ってくれることを心から願っています。

写真は、当社の栃木市大平工場前での記念撮影です。

4月3日には、新入社員と共に東京都武蔵野市にあるNTT武蔵野研究所を見学しました。地下1階から3階までの展示場を見て、通信の歴史とその奥深さを再認識することができました。
写真は交換機のデモンストレーションです。NTTのご配慮で、案内してくださった方が栃木県出身の女性でした。感謝しています。

これからも、新入社員を大切に育て、将来のエースとして成長させることを、幹部一同で誓いました。

にほんブログ村 経営ブログ 中小企業社長へ
ブログ村のランキングに参加しています。よろしければこちらのボタンをクリックお願いします。