20代、30代のサラリーマン自信を持って

最近、私はベテラン社員からZ世代についての話をよく耳にします。彼らの意見を簡単に言えば、Z世代はダメだということです。

日本の高度成長期には、日本人が頑張ったからという理由で奇跡の復興があったと言われていますが、最近の見方では、発展途上国でよく見られる「人口ボーナス期」によって説明が可能です。さらに、失われた30年について話す人もいますが、郵貯のお金を公共投資に注ぎ込み需要を掘り起こしていたにも関わらず、郵政民営化や物から人への投資への転換により公共投資が極端に減少し、結果として緊縮財政を行い景気を衰退させてしまいました。諸外国と比較して、現在の日本の高速道路網は非常に貧弱な状態です。多くの国は過去30年間にわたり多額の公共投資を行い、インフラを整備し、景気を浮揚させてきました。

このように考えると、特別に有能な日本人がいたわけではないと言えます。
20代30代の若者たちへ、
君たちは自分たちの考えで試行錯誤し、仕事に挑戦してほしい。多くの先輩社員は細かいことを言うかもしれませんが、君たちの行動で大きな問題が起こることはありません。
私は今年で66歳になりますが、若い人たちが自由に働ける環境を作ることが、私からの応援です。
経験がないのは当然、知らないのも当然、礼儀を知らないのも当然です。そんなことで上司の顔色をうかがったり、挑戦することを躊躇したり、ことなかれ主義に走ることだけはやめてください。
私も若い頃は、礼儀や知識がなく、やる気だけがありました。当時、上司の言うことをよく聞く同期もいましたが、彼らは結局、功績のない平凡なサラリーマンで終わりました。

だから若いサラリーマンたちよ、自信を持って働いてください。
もっと早くこの言葉を伝えるべきでした。

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公衆電話ボックスの配送のお手伝い

本日は、当社が長年にわたり製造している公衆電話ボックスを2台、ミライトワン傘下の建設会社へお届けしました。出荷責任者の永井さんに私が同行しました。製品の点数が多く漏れがないように、各構成品には番号が記載され、重量も印字されています。最下部の写真は公衆電話ボックスの壁部分となるパネルです。一枚31kgの重さで、3枚とドア部分を合わせると約120kgになります。屋根や天井など、多くのパーツで構成されており、総重量は200kgを超えます。暑い中、作業していただき、心から感謝しています。

正直に言うと、30kgは持ち運ぶのが厳しいため、20kg以下の部品を運ぶことに専念しました。当社から出荷される公衆電話ボックスは、各運送会社の方々によって運ばれており、多くの場合、荷下ろしは一人で行われています。来週は新潟に6台を出荷する予定です。非常に大変な作業です。
このように、多くの方々の支援を受けて、全国各地に設置されていくのです。末永く大切に使っていただきたいと思います。

今回は、夏本番を迎えたエピソードをお届けします。

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電話番号案内「104」とタウンページの終了を受けて

NTT東日本と西日本は、電話番号案内「104」や店舗、企業の紙の電話帳、タウンページを2026年3月をもって廃止すると発表しました。
一部の人々はまだこれらのサービスが続いていると思っているかもしれません。すべてのものには始まりがあり、終わりがあるものです。長年のご労苦に対し、関係者の皆様に感謝の意を表したいと思います。
新しいサービスや製品が登場する時、それはしばしば科学技術の進歩や人々のライフスタイルの変化によって多くの幸福をもたらしますが、同時に何かが消え去るというのは自然な流れです。

私たちの企業も例外ではありません。常に変化に挑戦しなければ衰退してしまいます。しかし、人間には「恒常性ホルモン」があり、本能的に一定の状態を保とうとします。そのため、変化を嫌い、望まないのです。これはある意味で自然なことかもしれません。新しいもののために古いものが消滅するのは、そのための機能があるからかもしれません。それが無意識のうちに行われるのです。
それでも、当社の社員とその家族のために、変化を嫌う人々のために、私の役割は変化に挑戦し、企業として持続可能な存続を目指すことです。それを実現したとき、私の社内での評価はおそらく悪者として記憶されるでしょう。終わり方はタウンページのようになるかもしれません。す。

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サビとの戦いの時期がきました。

写真はサーバーラック側面板のサビです。少し汗のついたままの手袋で触ったら直ぐにこの状態です。
当社は鉄やアルミなど金属加工が工場の主な仕事です。鉄の商社から鉄板材が運ばれてきますが、今の時期各部部署ごとサビとの戦いです。常に錆び取りをしながら次の工程に加工品を送ります。作業に携わる皆んなに感謝です。
サビとは「金属の表面に酸素と水分が酸化や還元などの反応を起こす腐食する現象」
サビは鉄だけでなく「ステンレス」「アルミ」「真鍮」にも発生します。
サビをどうするのかは今後作業効率UPを図る当社においても解決しなければならない大きな課題です。

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メラビアンの法則

都知事選を観察していると「メラビアンの法則」を思い出しました。候補者を選ぶ基準にマニフェストや具体的な公約よりも、YouTubeやSNSなどの情報が目立っていますね。

メラビアンの法則:人と人とのコミュニケーションでは、視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%の影響力を持つという心理学の法則です。でも、このメラビアンの法則の本質は 「言葉の内容と感情や態度が一致しなかった場合に、人は非言語情報を重視する傾向にあるということ。」

外見だけで判断するわけではないですが、この法則を意識して人と接することは大切です。特にビジネスの場面ではそうです。社内でも社外でも、人はまず服装や顔の表情で相手を評価することが多いです。
古い人間なのか「人は見た目じゃない、心だ。」なんて気持ちが今だにあるのかもしれません。人と関わる仕事をしている以上見た目は大事

 私は50歳を過ぎてから夜間の教育プログラムに参加したことがあります。その時の講師は元NEC研修センター勤務から大学の講師になって方でした。このメラビアンの法則を話で聞くだけではなく、実際に体感する授業を受けました。 そのことを忘れてしまっていた自分がいました。もう一度その時の体験を振り返り、仕事に活かしたいと思います。

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まだまだ健在当社の公衆電話ボックス

上から茨城県、青森県、山形県に設置されています公衆電話ボックスです。青森、山形むけ公衆電話ボックスは雪が積もってもドアが開くように高さのある基礎コンクリートが打ってあるのと、雪を考慮した屋根になっています。全ては一番最初の公衆電話ボックスから派生した製品でありますがそれぞれ工夫をされた製品です。時代と共に役割を終える製品達でありますが
感謝です。これより先に家の固定電話が急激になくなっています。そしてFAXも消えていきます。それに伴い生活習慣の変化、企業の仕事の変化と常に技術革新はモノや仕事をしのごの言わせず消滅させます。
しかしそれは新たなものを生む為にどうしても必要なことです。
それでも当社が生み出したこれらの製品達には最後までしぶとく存在感を出し続けて欲しいものです。

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CO₂を吸収する焼かないタイルの登場

タイル製造時に多量のCO₂を排出していたメーカーが、焼成不要のタイルを開発し、企業方針として従来の焼き窯を閉鎖し、この新タイルでの事業展開を決定したとのことです。その企業は株式会社加納で、そのタイルはテラウェルと呼ばれています。このタイルはCO₂を排出せず、さらにCO₂を吸収するという革新的な特性を持っています。

多くの企業がCO₂削減やゼロエミッションを困難と見なしている中、株式会社加納はこの課題に挑み、新たな事業へと進出しました。

私たちが直面している問題は、タイルメーカーのCO₂排出問題と比較しても難しいものではありません。この話から学ぶべきは、ゼロベースで物事を考え、課題に取り組むことが新しいイノベーションを生み出すということです。

テラウェルのCO2削減貢献度

セラミックタイルは、1m2の生産につき18.5kgのCO2を排出しています(全世界の生産量161億m2※2020年、生産時のCO2排出量年間2億9,785万t)。テラウェルは1m2の使用で1.3kgのCO2を吸収します。

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「笑顔を作る会社 株式会社長村製作所」

新型コロナウイルス感染症の拡大以降、私たちの会社も厳しい経営環境に直面しています。以前は問題ないと思われていた日常業務が、社内では機能しても一般社会ではそうではないことが多いことをこの期間に学びました。

人間の基礎代謝は20代と50代では異なります。20代の食事量を50代で続けると問題が生じます。そのため、人々は自身の体と相談しながら食生活を見直しています。企業も同様で、30年前と現在では経済環境が明らかに異なります。にもかかわらず、多くの人々は30年前の成功体験を正しいと信じ、同じ行動を自信を持って繰り返そうとします。
しかし、時代が大きく変わろうとしている今、厳しい指導も必要かもしれませんが、突然ですが、まずは社員が笑顔になる職場環境を作ることが重要だと思います。社員が笑顔になり、取引先も笑顔になることから始めなければ、時代の変化に対応する意欲や勇気は湧かないでしょう。
間もなくパリオリンピックが開催されます。厳しい練習の中にも笑顔は存在します。
頭が足りないとか、思いつきだと社員に言われるかもしれませんが、私は笑顔から始めたいと思います。
そのためには、まず社員全員と大きな声で「おはよう」と挨拶を交わしたいと思います。
66歳になっても、小学生のようで愚かな社長かもしれませんが、梅雨明けを機に社員一人一人を笑顔にすることを目指します。

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全て一気に解決はできないけれど

「木を見て森を見ず」ということわざが示すように、社長としての仕事は会社全体を俯瞰し、最適な判断を下すことです。しかし、その森の状態を理解するためには、時には一本一本の木を見る必要があります。
この言葉は、現在の私の状況を表しています。
66歳になる今年、残された時間を考えると、結論を急ぎがちになります。
時間の重要性を痛感するので、焦りが生じます。
病んだ森を再生し、豊かな森にするためには、細部に目を向けざるを得ません。そうすると、全体を見失うことがあります。
企業における最大の課題は、社員が自分自身が病んでいることに気づいていないことです。これは多くの企業が直面する問題で、私たちの会社だけの問題ではありません。

結論は時間との競争ですが、「一つひとつ丁寧にやっていくしかありません。」幸いなことに、私たちの会社は大きな森ではありません。自分の足で歩き、自分の目で見ることができる範囲の森が、ここにはあります。
この年齢になっても、社員からの批判を多く受けることがありますが、批判を受けることは幸せなことかもしれません。当社が長年抱える課題のいくつかは、「子供たちの夏休みの宿題のように」8月31日までに解決策を決定し、最も需要の高い下期に向けてスタートできるようにしたいと思います。

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7月1日の就職希望高校生の解禁日を迎えて

7月1日から高校の求人申込みや学校訪問が始まりました。今年も私は採用責任者と共に多くの高校を訪問致しました。しかし新型コロナ感染症が収まってから大手企業の旺盛な採用は激化し、中小企業としての人材獲得は難しくなっています。

企業、社会、学校が急激な大きな変化の波に放浪されている中、現在の就職活動の在り方に疑問を感じます。熊本ではTSMCの工場新設に伴い大卒の初任給が28万円と明らかに横並びの発想ではありません。この波は確実に日本社会を変えます。そう考えると同じようなスケジュールや学校の対応に私は違和感を覚えます。
この慣習は過度な企業間競争を避けるためというより、恐らく学校側の負担軽減が主な要因ではないかと考えます。誰のための就職活動なのか本来の原点に立つべきではないでしょうか?
更に言えば学校側つまり先生が就職活動を担う必要があるのか?

外資系企業との競争の中、早かれ遅かれ日本の大手企業も人材確保の為に今までのルールを変えるでしょう。これは学校の就職担当の教職員にも大きな変化をもたらし、恐らく外部の企業への委託という新たな手法が始まると思います。なぜならこのような大きな変化に対応できる職員はいないし彼らもそれを望まないでしょう。

企業が求める人材を育成するのが学校の役割なのかという単純な疑問が生まれます。とは言いながら生徒というより親の要望を考えると仕方ないのかもしれません。
明らかに現在の就職活動スキームは生徒も企業においても最適なものではありません。
それでも当社でも新卒の若い社員を今後も確保していかなければなりません。
製造装置を使い製品作りを担う人材、新たな革新的な製品開発を担う人材、営業を担う人材、経営を担う人材と必要な人材は大企業と変わりません。ただし人員確保にも限度があり、この複数の役割を重複して担える人材が必要なのです。
もしかすると大手企業が求める以上の能力を持った人材を必要としているのです。この相矛盾する課題解決が必要です。
そう考えると今迄の横並びの給与や福利厚生など根本的な見直しが必要な時がきたのかもしれません。

つまり当社の仕事を多くの生徒に知って興味を持ってもらうため、小学生、中学生に体験してもらう機会を数多く作り、地域社会に知られ信頼され、憧れられる企業作りが必要なのかもしれません。

松下幸之助が企業は人作りという言葉を残しています。

学校に頼るのではなく、企業として望む能力のある生徒とはどの様なものなのか
具体的に提示する必要があります。

今までは計算、文章作り、記憶力などの高い人材が評価されてきましたが、昨今のAI技術は目が悪い人がメガネをかけるか如く、これまで高い評価をしていた能力を補完してくます。私たちはこのAI技術を最大限に活用し、新たな基準でのより良い人材確保を目指す必要がある様です。

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